「Twitter小説」
運び屋アレク Page2
運び屋アレク 危機からの脱出・1
『ケルベロス』は貨物船に仕込まれた重力子爆弾によってブラックホールになるだろう。ただしそれは貨物船との距離による。『ケルベロス』と貨物船との距離が近ければ近いほど成功する可能性は高まるが、その前にこちらの思惑がばれてしまったらそれまでだ。
先ほどの気体衝撃弾で貨物船は吹き飛ばされ、『ケイロン』に押しつけられてしまったらこちらがプチ・ブラックホールになってしまう。疑似生体反応目当てのフル・ヴィジョンも『ケルベロス』にその事を感づかれないようにする為の小細工なのだ。
「カッツェ。『ケルベロス』まであとどれくらいだ?だいぶ時間がかかるじゃねぇか。」
キーボードに指をかけたままアレクはカッツェに尋ねる。その額には汗が滲み喉は渇いてひりひりと痛む。
「あと4,7325秒で重力子爆弾の射程圏内に突入します。」
カッツェの叫んだ瞬間、貨物船が重力子爆弾の有効射程圏内に突入する。その瞬間、『ケルベロス』から打ち込まれた実弾が貨物船の先端を砕いたのだ。
「Master!」
その瞬間キーボードにかかっていたアレクの指がキーを叩く。
「グッドタイミング、カッツェ!」
緊張の糸を張り詰めていたアレクからようやく安堵の声が漏れた。アレクの指の動きと同時にフル・ヴィジョンによる貨物船の疑似生体反応は消え、次の瞬間重力子爆弾による物質の崩壊及び収縮が始まったのである。
「準光速で離脱します!皆さん、人工重力安全装置の出力を0.5秒ほど最大にしますので窒息や骨折には気をつけてください!Master!油断しないで!」
アレクの安堵とは対照的に、重力子爆破に巻き込まれないようカッツェは離脱の準備に大わらわだ。
そして次の瞬間、『ケイロン』は準光速で重力子爆弾によって崩壊してゆく『ケルベロス』から離脱し始めたのである。これでしばらくの間は追っ手は来ないだろう。むしろ重力子爆弾のパルスが救援信号代わりになって太陽系から救援が来るかも知れない。
(5/1~5/7、twitterにて掲載)
先週もこちらのまとめログはUPしているはずなのに、やけに間が空いてしまったような気がします(^^;)何故なんでしょう・・・・。
ようやく重力子爆弾を使った一か八かの攻撃に成功しました。まさか生体反応がある貨物船が『重力子爆弾による自爆テロ』をするとは思わなかったのでしょう。さらにこの時点では『ケイロン』も近くにいたので『ケルベロス』も重力子爆弾の使用はないと踏んでいたんだと思われます。(・・・・という事にしておいてください。資料調査も何もせずにだらだら書いている話ですので矛盾だらけ・爆)
ちなみにこの重力子爆弾はルシフェラが手慰みにちょこちょこ、っと作ったものでアレクが依頼された時に言われた『反政府系テロリストが重力子爆弾を入手した』ものではありません。というか、入手ルートを確保したり、ガブリエラの目を盗んで行動するより自分で作っちゃった方が早いので・・・・なのでせいぜい軍艦一艘をブラックホール化する程度の破壊力しかないんです。ま、その方が使い勝手が良いのかも知れませんけどね(^^;)
そういえば今日Google急上昇ワードで時空のゆがみが出ていましたね。今現在ではまだ『重力波』さえ発見されていないようですが、そのうちそういったものも扱えるようになるんでしょうね、人間は・・・・・。
明日からの更新は『新たなブラックホール』からのパルスでやってくる太陽系連邦軍とガブリエラ率いるプロキシマ軍、どちらが先に『ケイロン』の許にやってくるかお楽しみくださいませv
先ほどの気体衝撃弾で貨物船は吹き飛ばされ、『ケイロン』に押しつけられてしまったらこちらがプチ・ブラックホールになってしまう。疑似生体反応目当てのフル・ヴィジョンも『ケルベロス』にその事を感づかれないようにする為の小細工なのだ。
「カッツェ。『ケルベロス』まであとどれくらいだ?だいぶ時間がかかるじゃねぇか。」
キーボードに指をかけたままアレクはカッツェに尋ねる。その額には汗が滲み喉は渇いてひりひりと痛む。
「あと4,7325秒で重力子爆弾の射程圏内に突入します。」
カッツェの叫んだ瞬間、貨物船が重力子爆弾の有効射程圏内に突入する。その瞬間、『ケルベロス』から打ち込まれた実弾が貨物船の先端を砕いたのだ。
「Master!」
その瞬間キーボードにかかっていたアレクの指がキーを叩く。
「グッドタイミング、カッツェ!」
緊張の糸を張り詰めていたアレクからようやく安堵の声が漏れた。アレクの指の動きと同時にフル・ヴィジョンによる貨物船の疑似生体反応は消え、次の瞬間重力子爆弾による物質の崩壊及び収縮が始まったのである。
「準光速で離脱します!皆さん、人工重力安全装置の出力を0.5秒ほど最大にしますので窒息や骨折には気をつけてください!Master!油断しないで!」
アレクの安堵とは対照的に、重力子爆破に巻き込まれないようカッツェは離脱の準備に大わらわだ。
そして次の瞬間、『ケイロン』は準光速で重力子爆弾によって崩壊してゆく『ケルベロス』から離脱し始めたのである。これでしばらくの間は追っ手は来ないだろう。むしろ重力子爆弾のパルスが救援信号代わりになって太陽系から救援が来るかも知れない。
(5/1~5/7、twitterにて掲載)
先週もこちらのまとめログはUPしているはずなのに、やけに間が空いてしまったような気がします(^^;)何故なんでしょう・・・・。
ようやく重力子爆弾を使った一か八かの攻撃に成功しました。まさか生体反応がある貨物船が『重力子爆弾による自爆テロ』をするとは思わなかったのでしょう。さらにこの時点では『ケイロン』も近くにいたので『ケルベロス』も重力子爆弾の使用はないと踏んでいたんだと思われます。(・・・・という事にしておいてください。資料調査も何もせずにだらだら書いている話ですので矛盾だらけ・爆)
ちなみにこの重力子爆弾はルシフェラが手慰みにちょこちょこ、っと作ったものでアレクが依頼された時に言われた『反政府系テロリストが重力子爆弾を入手した』ものではありません。というか、入手ルートを確保したり、ガブリエラの目を盗んで行動するより自分で作っちゃった方が早いので・・・・なのでせいぜい軍艦一艘をブラックホール化する程度の破壊力しかないんです。ま、その方が使い勝手が良いのかも知れませんけどね(^^;)
そういえば今日Google急上昇ワードで時空のゆがみが出ていましたね。今現在ではまだ『重力波』さえ発見されていないようですが、そのうちそういったものも扱えるようになるんでしょうね、人間は・・・・・。
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