「紅柊(R-15~大人向け)」
丁酉・秋冬の章

春、遠からじ・其の貳~天保八年十ニ月の知らせ(★)

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 雨戸を閉め、幾重にも襖や障子、屏風などで囲っても冬の寒さはどこまでも忍び寄ってくる。そんな冬の冷気にすっかり冷やされた五三郎の身体が、布団で温まった幸の身体から温もりを奪っていった。
 それに不満を露わにする幸だったが、五三郎は気にすること無く更に身体を密着させる。

「これからまた温めてやるから勘弁してくれよ。それにまだ明日から暫く挨拶回りで帰りが遅くなるし・・・・・・いいだろ?」

 冷え切った掌で幸の豊かな乳房を弄びながら五三郎は猫なで声で幸に許しを請うた。ただでさえ忙しい年末年始、挨拶回り中にここまで余裕を持って帰って来れる日はもう無いだろう。それだけではない、免許皆伝を半年以内に達成しなければならないとなると、年始の挨拶回りが終わっても忙しい日々が続くはずだ。堪能できる時に堪能しておかねば次に幸を抱けるのはいつになるか判らない。

「もう、そうやってすぐに誤魔化すんですから」

 少々不満げに唇を尖らせた幸だったが、本気で起こっているようには見えなかった。それを確認した上で五三郎は改めて唇を重ね、己の舌で幸の唇を割った。するとそれに応えるように、幸の舌が不埒な侵入者に絡みついてくる。
 祝言を挙げてから既に半年以上、ぎこちなかった幸の接吻もだいぶ上手くなってきていた。その滑らかさを堪能しつつ、五三郎は更に身体を密着させ、幸の胸許を押し広げてゆく。

「・・・・・・兄様、寒い」

 五三郎が幸の胸許をはだけた瞬間、布団が持ち上がり冷気がするり、と入ってきたのだ。その冷気に鳥肌を立てつつ、幸は五三郎に文句を言う。

「仕方ねぇだろ。そのうち嫌ってほど温めてやるから少し待ってろ」

 五三郎は寒さにぼやく幸を宥めつつ、大きな掌で幸の張りのある乳房を弄び始めた。温かく、柔らかい乳房は五三郎の手によって大きく形が変えられ、瞬く間に桜色に染まってゆく。その熱が柔肌を伝って五三郎の手も温めていった。

「ほら、だいぶ温まってきただろ?」

 五三郎は幸の様子を伺いつつ、既に勃っている乳首を口に含む。

「あんっ」

 ただ口に含んだだけだったが、甘い嬌声と共に幸は身体を跳ね上げる。身体が大分快楽を覚えてきたのだろう。五三郎の一つ一つの愛撫に幸の身体は面白いように反応してくれる。あまりやりすぎると翌日に響いてしまうのだが、それでも己の愛撫に素直に応えてしまう妻の身体の反応に、ついつい五三郎は我を忘れてやりすぎてしまう。

「いい反応だ、幸。こっちはどうだ?」

 乳首を口に含んだまま喋ると、五三郎はもう一方の乳首を軽く指で摘み軽く転がした。

「ふあっ、んんっ・・・・・・兄様、解っているくせに」

 接吻、そして両乳房の愛撫だけで幸は頬を紅潮させ、上ずった声で五三郎に囁いてくる。これから起こることの想像も幸を高ぶらせているのかもしれない。五三郎は一旦乳首から唇を離すと身体をずりあげ、幸の耳朶に舌を差し込んだ。

「ひゃっ!」

「本当に感じやすくなったな。乳首を軽く嬲っただけなのにこんなに感じやがって。これじゃあややが出来ても乳を吸わせることは出来ねぇぞ」

 幸の耳朶を甘噛みし、そして首筋に舌を這わせながら五三郎は己の膝を幸の太腿近くまで割り入れた。少々強引ではあったものの幸はすんなりと五三郎の膝を迎え入れ、脚を開く。
 新婚当初の五三郎であれば、この状態からすぐさま幸の秘められた部分に手を伸ばし、組み敷いただろう。だが今の五三郎はかなり余裕を持っていた。かなり奥深くまで脚を割ったにも拘らず五三郎の脚はそこで止まり、奥へと入ってこようとはしないのだ。それに焦れたのは幸の方だった。

「兄様ぁ、早く・・・・・・」

 再び乳房をしゃぶり始め、強く吸ったり、時には軽く歯まで立て始めた五三郎に早く抱いてくれと切なげに訴える。だが、五三郎は敢えてそれを無視し、上半身を徹底的に嬲り続けた。

「・・・・・・どうして欲しいんだ、幸」

 散々幸の乳房を嬲り尽くした後、ようやく幸の乳房から顔を上げ、五三郎が意地悪く尋ねる。幸の乳房は五三郎の唾液で濡れ光り、所々に強く吸った紅色の痕跡が散っていた。だがそれらの愛撫の痕跡は、幸を煽るだけ煽りながら気を遣る寸前に突き放した、残酷極まりない痕跡でもある。

「何をしてもらいたいのか、口で言えよ」

 普段ははしたない事を一切言わない幸の口から、敢えて五三郎を求める淫靡な言葉を言わせようと五三郎は水を向ける。その間にも乳房への愛撫は続き、嬲られ続けている乳首は真っ赤に充血してしまっていた。身体を重ねるようになってから早八ヶ月、五三郎は幸の弱点を知り尽くしている。そこを容赦なく責め続けられては幸も耐えられない。

「兄様ぁ、もう、堪忍・・・・・・兄様が、欲しいの」

 幸は身体を擦り寄せようとするが、五三郎はわざと距離を置いて更に焦らし続ける。

「俺の何が欲しいんだ?もっと具体的に言ってもらわねぇとな」

 五三郎は囁きつつ、勿体ぶりながら己の股間を幸に押し付けた。寝間着越しにもはっきりと勃っていることが判る固さと熱に、幸は切なげに目で五三郎に訴えるが、五三郎はにべもなく首を横に振る。このままでは絶対に言葉にしなければ、五三郎は幸をそのまま生殺しの状態にし続けるだろう――――――覚悟を決めた幸は仕方なく五三郎の求めに応じた。

「兄様の・・・・・・逸物、が」

 消え入るように涙声で訴えた幸を、五三郎は強く抱きしめ頬ずりする。

「よく言ったな。じゃあおめぇが満足するまでたっぷりしてやるからな」

 五三郎はその言葉と同時に上体を起こし、幸に跨った。



 先程まではしんしんと冷たかった寝室だが、いつの間にか情事の熱に温まっている。布団を剥いでも寒さを感じない熱の中、五三郎は幸の寝間着を一気に腰までたくし上げた。

「もう、すっかり出来上がっているようだな」

 淡いひこばえに縁取られた秘密の花弁を見下ろしながら、五三郎は指摘した。ほの暗い行灯の光しかない中、淫猥な光を溜めている花弁は息づき、五三郎を待ち構えている。その息づく花弁に五三郎は指を伸ばし、つつっ、と撫で上げた。

「あうっ!」

 ちょこん、と顔を出した花芽に触れた瞬間、幸は腰を跳ね上げる。そして腰を跳ね上げた瞬間、濃密な女臭が五三郎の鼻を掠めた。かなり昂ぶっているようだが、五三郎としてはまだまだ物足りない。暫くゆっくり抱けないのならば、徹底的に煽り、淫らに咲き誇った幸を貫きたい――――――そんな欲望が五三郎の中に頭をもたげたのだ。

「本当にお前は好き者だよな」

 五三郎は幸の太腿に手をかけて更に広げると、息づく秘所に顔を近づける。

「将軍家御様御用を任されている、代々続く名門の娘とは思えねぇくらい乱れやがって」

 その言葉と同時に五三郎の舌が花芽を舐めあげ、節くれだった指二本が、幸の胎内に押し込まれた。

「ひゃっ!あ、兄様、だめぇ!変になっちゃう!」

「安心しろ、いくら乱れても俺が全部受けとめてやる」

 五三郎はそう言いながら更に激しく指を暴れさせ、花芽をチュルッ、と吸い上げる。じわじわと性感を昂ぶらせてゆく穏やかな愛撫とは一転、突き上げる激しい愛撫に幸は我を忘れ、己の秘所を貪る五三郎の頭を掴んでしまう。 だが、快感に力が抜けてしまった腕では、五三郎の頭を股間から引き剥がすことなと無理だ。

「兄様ぁ、気を・・・・・・気を遣ってしまいそうです」

「いいぜ。一回いっちまいな。今夜は幾らでも満足させてやる」

 五三郎がそう告げた瞬間、幸の身体がびくん、と硬直し蜜壺が強く指を締め付けてきた。どうやら気を遣ってしまったらしい。新たに湧き出した淫蜜が蜜壺から溢れ出し、五三郎の指や掌を濡らしてゆく。
 ゆっくりと指を引き抜きながら五三郎は、焦点の合わない幸の瞳を覗き込んだ。

「今宵は十回くらい気を遣ることを覚悟しておけよ、幸。免許皆伝も来年の夏中に、って決まったことだし、そろそろややを作っても問題ねぇだろ」

 ぐったりと身体を投げ出した妻に子作り宣言をしつつ五三郎は己の寝間着をはだけ、下帯をずらす。すると勢い良く力をみなぎらせた逸物が飛び出した。



UP DATE 2016.12.14

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久しぶりにガッツリ全編エロ回になりました/(^o^)\やっぱり書き方忘れているな~というのと、甘々ラブラブものの加減の難しさは痛感いたしますね(^_^;)アブノーマル系だったら好き放題できるんですが(おいっ)
更に新婚ホヤホヤと結婚してから8ヶ月目、お互いの体の癖も大分解ってきた頃のエロはまた違いますし・・・でもやることは同じなので、その差をかき分けるのは難しかったです(^_^;)まだまだ修行がたりないなぁ・・・(´・ω・`)

次回更新は12/21、この続きを書かなきゃ詐欺でしょう、ということで続き&翌朝からの風景を書かせていただきます。というか来週が今年の『紅柊』最後か・・・年が過ぎゆくのは早いです(^_^;)
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