「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の百五十八・政事総裁職

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得てして『動乱期』と言われる時期は身分や制度がグズグズと崩れるものですが、幕末も例外ではなく身分の境界が曖昧になっておりました。ただ目立つのは新選組などのような下級武士(というか平民→武士)ですが、この身分制度の崩壊は幕府上層部でも起こっていたんです(>_<)

その1つが今回取り上げます『政事総裁職』です。幕末動乱期以前までは将軍や御三家、御三卿、更には家門大名などは政治に直接関わることはありませんでした。尤も平和時に政治にしゃしゃり出られてもうざいだけですし(おいっ)だけど国家存亡の危機に迫られるとそうも言っていられなく・・・(-_-;)
そんな折、まず政治に乗り出したのが一橋慶喜でした。建前上は『将軍継嗣争いで負けたから』となっておりますが、初代・家康並に頭が切れてデキる男が大人しく将軍に収まっていられるはずもないwwwで、慶喜自身は将軍・家茂が17歳であることを理由に『将軍後見職』に就いております。これによって慶喜は将軍に就くより自由に行動できるようになったってわけですよ( ̄ー ̄)
更に将軍継嗣争いで慶喜派だった松平春嶽を事実上の自分の右腕として取り立てようとしたのですが、問題はその身分!家門大名である春嶽を大老にしてしまうと身分的に『格下げ』になってしまうんですよねぇ(-_-;)そこで作り出した役職が『政事総裁職』です。これによって身分の枠を超え、家門大名でも直接政治に関わることができるようになりました。
公武合体運動の失敗により就任していたのはたった一年でしたが、それでも慶喜&春嶽のタッグは本来ありえないもの。それだけ切羽詰まっていたのでしょうねぇ(´・ω・`)春嶽の次には川越藩主・松平直克(慶喜の実弟の養子に当たる)が政事総裁職に就きましたが彼も一念で免職となってます。この難局、結局誰がやってもうまく行かなかったんでしょうねぇorz

次回おぼえ書きは8/2、松平容保様が就いていた京都守護職を取り上げる予定です((o(´∀`)o))



【参考・引用文献】
お江戸の役人 面白なんでも事典(中江克己著 PHP文庫)


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