「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の百四十四・甲府勤番

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江戸時代、地方勤務と一言で言っても先に紹介した京都所司代や大阪城代のようなエリートコースもあれば、そうじゃないものもあります。今回はそんな左遷役職・甲府勤番を取り上げたいと思います(*^_^*)
甲府は江戸に近く、徳川家と関わりの深い駿河国に隣接してます。そこで幕府は江戸城防衛のためのにこの地を重視、享保九年に甲斐国を置いて甲府城の守備&城下町の支配を強化することになったとのことです。が、この時期って吉宗の享保の改革の真っ最中・・・もしかして改革の反対勢力を封じ込めるためにここを作ったんじゃないのか?とちょっと穿った見方をしてしまいます。実際はどうだったんでしょうねぇ・・・(^_^;)

話を戻しますが、甲府勤番には追手勤番と山手勤番の二組に別れており、その長を甲府勤番支配と言いました。こちらは三千石以上の旗本が任命され、江戸城では『芙蓉の間』に詰める格式の高い役職です。
しかし問題はその配下たち・・・こちらがいわゆる『甲府勤番』で、二百石~五百石の小普請(しかも特に素行不良の者達)が任命、赴任したとのこと。微罪を犯した者への懲罰、という狙いもあったようです。別名『山流し』と言われたのも仕方ないかな、と(^_^;)
こ~ゆ~奴らが出向きますからねぇ。一回赴任するとなかなか役職を解かれない上に、勤番内でいじめなどもあったらしいのですよ(>_<)
(ひどい場合は『今夜客がくるが酌をするものが居ない。なので奥方を借りたい』と新任者に言ったとか・・・)
あまりにもヒドイので上司である甲府勤番支配に訴えても『今は耐えろ』としか言われなかったらしいですし・・・すぐに役職を解かれるならともかく、ヘタすると一生甲府にいなければならない可能性もあったこの役職、そのストレスはかなりのものだったと思われます。

こんな環境の甲府勤番、江戸に帰れるように普通なら大人しく勤務に励みそうなものですが、更なる素行不良で本当の遠島になってしまった者もいたそうです/(^o^)\
その例なのですが『甲府勤番・松田嘉次郎ほか2名が甲府において地蔵や閻魔、青鬼の格好をして、夜中に裕福な市民をたぶらかそうとした為に遠島に処された』とのこと・・・言っちゃあなんですが、コスプレしてちょっと驚かせたり小銭せびろうとしたら遠島ってことですよね・・・・・・武士が大道芸人のような真似をするな、ってことなんでしょうがちょっと気の毒かも(^_^;)それだけストレスが溜まる役職だったのかもしれません(>_<)

次回おぼえ書きは4/25、代官を取り上げたいと思います(*^_^*)



【参考・引用文献】
お江戸の役人 面白なんでも事典(中江克己著 PHP文庫)


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