「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の百四十・高家

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『高家』というと、まず思い起こされるのが『忠臣蔵』の吉良上野介だと思われます。あの事件のせいですっかり悪役のイメージが着いてしまった吉良ですが、『高家』という職務に関しては若い頃から見識力量に優れたお方だったとか・・・地元でも名君の誉れ高い方だと伺ってますしね(*^_^*)
(吉良家を相続する前にも日光東照宮への代参13回、宮中への使節を9回、将軍名代として京都への年賀は毎年務めていたそうです。かなりのエリート!)
そんな吉良が就いていた役職・高家がどんなものだったか今回取り上げてゆきます(#^.^#)

関ヶ原の戦い以後、政権を担うことになった徳川幕府ですが、そうなると必要になってくるのが儀礼作法の類!!戦闘という肉体労働担当の武士であってもそれは必要になってきます。となるとそういった作法に熟知した人々が必要となってくるわけですよ(^_^;)
と、まぁ必要に迫られ武士の中でも礼儀作法に強い家柄――――――室町時代の足利氏一門や旧守護、著名な戦国大名の子孫など、いわゆる『名門』の家柄に礼儀・作法部門を任せたというのが『高家』の始まりらしいです。
また実務上の必要性も然ることながら、政権の正当性および権力誇示の役割も果たしたとか・・・。徳川家康がかつての名門の子孫を臣下に従えることにより。武家の棟梁として『旧来の武家の名門勢力を全て保護・支配下に置いている』という事実を朝廷に見せることができるわけです。実務&パフォーマンス、どちらにしろ対朝廷政策を優位に運ぶためには必要不可欠な役職、それが高家でした。

高家の主な職務として伊勢神宮、日光東照宮、久能山東照宮、寛永寺、鳳来山東照宮への将軍の代参、幕府から朝廷への使者、京からの勅使・院使の接待や、接待に当たる勅院使(饗応役の大名)への儀典指導などがあり、朝幕間の諸礼に当たりました。こうやって見ると儀礼が必要な参拝や応対って多いですよね・・・立場が高くなるのも厄介なものです(^_^;)
また、これだけ仕事が多くなると約人の数もどんどん増えていくもの。最初こそ吉良家、大沢家、宮原家、一色家が黄家として任じられましたがその後増えに増えて二十六家に(^_^;)それ故でしょうか、特に家格の高い三家が『高家肝煎』となりました。なおこの高家肝煎は時代によって変わったそうです。この辺にも色々大人の事情があるんでしょうねぇ(^_^;)

次回おぼえ書きは3/28、薬園奉行について取り上げる予定です(*^_^*)



【参考・引用文献】
お江戸の役人 面白なんでも事典(中江克己著 PHP文庫)
Wikipedia 高家


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