「紅柊(R-15~大人向け)」
丁酉・春夏の章

水引を、添えて持ち込む花ごころ・其の貳~天保八年三月の祝言(★)

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 暖かな春の宵、行灯の灯りが新床の五三郎と幸を柔らかく照らしだす。五三郎は自分より緊張し、顔を強張らせている幸を怯えさせぬよう優しく微笑むと、華奢な肩に両手を置いた。

「幸・・・・・・」

 五三郎はそっと幸を引き寄せ、その唇に己の唇を重ねる。幸の唇は以前の接吻同様柔らかく、暖かかったが、さすがに今日は緊張のせいで強く引き結んだままだ。
 その緊張を解すように、五三郎は幸の下唇を軽く食みながら、肩に置いた手を背中へと回した。

「流石に初めてじゃ緊張するよな」

  幸を労う五三郎の言葉に、幸は小さく頷く。上目遣いに五三郎を見つめるその姿はまるで、怯える子猫のようだ。そんな幸の怯えを払拭させるよう、五三郎は幸の後頭部を抱えるように撫で始めた。

「大丈夫、俺に任せておけ。まぁ最初は痛ぇみたいだけど・・・・・・それだけは耐えてくれよな」

 五三郎は少々乱暴に最後の一言を告げると、、今度は力強く幸の唇を奪った。半ば強引に押し入った舌は幸の口腔を動きまわり、逃げようとする幸の舌を絡めとる。

「ん~~~~!!」

 生まれて初めて舌を吸われた驚きのあまり、幸は唇を塞がれたまま五三郎に訴えた。しかし五三郎は何か確信があるのか、幸の抵抗にも構わず柔らかな唇を吸い続ける。すると暫くすると諦めたのか、幸も五三郎を受け入れるようになってきた。ぎこちない動きであったが、それでもかなりの進歩だ。

「・・・・・・兄様、ひどい。いきなりなんて」

 長い長い接吻の後、ようやく唇を開放された幸が唇を尖らせる。

「仕方ねぇだろ。いちいちおめぇに合わせてたら夜が明けちまう」

 確かに五三郎の言い分は尤もである。それを認め渋々うなずいた幸を、五三郎は抱きしめたまま新床に転がした。

「慣れてきたらおめぇの好きなようにやらせてやるさ。兄者達もそうしているみたいだし」

「そ、そんな話を為右衛門先生と?」

 そんな生々しい、夫婦の話を兄弟に語るのか――――――びっくりする幸に、五三郎は『そんなの特に珍しくもない』と話を続ける。

「尤も兄者とサシで、ってわけじゃねぇぞ。試し切りの後の宴会で酒が入るとそういう話になるんだよ。流石におめぇがいる平河町ではしねぇけど、吉原や品川での宴会じゃ結構ろくでもねぇ話をするぜ」

 そんな話をしつつ幸の気を逸らせると、五三郎は幸の寝間着の胸元許緩めた。そしてするりと手を忍ばせ、柔らかな双球の片方を掌で包み込んだ。

「あっ」

 直接五三郎の手を肌で感じ、幸は小さな悲鳴を上げた。だが五三郎は構わず幸の滑らかな肌に手を這わせる。

「お前、意外と着痩せするんだな」

 予想よりも豊満な乳房をやわやわと弄びながら五三郎が幸に囁いた。その瞬間、幸の頬が朱を帯びる。

「そ、そんなの知りません!」

 恥ずかしさを誤魔化すようにぶっきらぼうに言い放つが、そのぶっきらぼうさはむしろ幸の初々しさを強調するだけだった。

「そういやガキの頃は一緒に湯屋にも行ってたけど、ここ最近は流石に無かったしな。今度、久しぶりに一緒にいくか?」

「兄様のすけべ!」

「兄様じゃないだろ。ま、二人きりの時は仕方ねぇか」

 そう言いながら五三郎は幸の首筋に舌を這わせ、豊満な膨らみの頂を軽く指で擦った。情事になれた女であれば軽い嬌声の一つでも上げる愛撫だったが、それを初めて経験する幸にとってはくすぐったさのほうが勝るらしい。軽く身をよじりながら五三郎の指を避けようとする。

「ほらほら、ちったぁ我慢しろ。慣れてくりゃ心地よくなるからさ」

 まるで子供のように逃げる幸を軽く押さえつけると、五三郎は幸の唇を奪った。何度も繰り返しているせいか、幸も徐々に五三郎の接吻に慣れてきたようだ。押し入っていた五三郎の舌にぎこちなく自らの舌を絡めるその様子は、初々しくも愛おしい。
 五三郎は更に強く幸の舌を吸いながら、幸の乳房を掬いあげるように揉みはじめた。最初こそくすぐったがった愛撫だが、こちらにも少しずつ慣れていきたらしい。いつの間にか身をよじることも無くなり、五三郎の愛撫をそのまま受け入れる。

(そろそろ大丈夫かな?)

 幸の緊張が完全に無くなったのを見計らい、五三郎はようやく自らの膝を幸の膝に割り込ませる。そして乳房の愛撫を止め、太腿辺りに手を伸ばした。

「あっ」

 再び幸が身体を強張らせる。だが、これは五三郎が想定していたものだ。そのまま寝間着の上から太腿を撫でさすりつつ、膝や太腿を幸の身体に密着させてゆく。

「少し怖いだろうけど、心配するなって」

 とにかく自分の身体に慣れさせなければならない。そうすれば幸は受け入れることができるのだ。本当に少しずつ、しかし確実に五三郎は自らの膝で幸の膝を割ってゆく。

「もう少し開けるか?恥ずかしがることなんでねぇ。どうせお前と俺だけしかここにはいねぇんだからよ」

 その一言で本の少しだけ緩んだ幸の膝に、五三郎は少しだけ強引に膝を押し込んだ。すると幸の太腿が開かれ、寝間着から真っ白い内腿が顔を覗かせる。その吸い付くような滑らかな肌理に吸い寄せられるように、五三郎は手を伸ばし、幸の内腿を撫で上げた。

「ふぁ・・・・・・っ」

 ほんの少しだけ甘さを含んだ吐息が幸の唇から溢れる。だが小刻みに震えはするものの、幸はそれ以上動こうとはしなかった。否、どのように受け入れれば良いのか解らないといったほうが正しいだろう。

「幸、もうちょっとだけ脚の力を脱いてくれ。でねぇとコトに及べねぇ」

 五三郎は更にもう片方の手を幸の内腿に差し入れ、軽く押し開いた。するとその動きに呼応するように幸は恥ずかしげに脚を開く。若々しい張りを持つ内腿の奥には、初夜を目前に震えている幸の秘所が息づいていた。
 今までの五三郎の愛撫のためか、それとも初めての夜に昂ぶってか、幸の秘密の花弁は既にぐっしょりと濡れそぼっている。その息づく秘所に五三郎は指を伸ばし、淫蜜を湛えている花弁の縁を下から上へなぞりあげた。

「ひゃあっ!!」

 初めて五三郎の指を秘所に感じたその瞬間、幸は驚きの声を上げ、膝を閉じてしまう。だが五三郎の腕は挟まれこそすれ外に追い出されたわけではないので愛撫を続けることは可能だ。五三郎は意味深な笑みを浮かべると、指先でぷっくりと膨れた花弁を引っ掻いた。

「あんっ、兄様・・・・・・何、これ」

 五三郎が引っ掻いた部分から、ずくん、と疼くような甘い痺れが全身に広がる。初めての刺激に戸惑いを見せる幸に、五三郎は優しく語り続ける。

「まだ気持ちよくなるには稽古が必要かな、ここは。幾つかある女の泣き所の一つなんだよ、ここは。今は戸惑いのほうが大きいかも知れねぇが、そのうちもっともっとってせがむようになるぜ」

 五三郎は愛撫をやめようとはせず、柔らかな刺激を幸に与え続けながら蜜壺を確認する。

「・・・・・・そしてここからが本番だ。ここに俺のモンを入れるんだからな。まだまだ狭くて辛いかも知れねぇが、そのうち慣れるから心配すんな」

 五三郎は人差し指を蜜壺のとば口に宛てがい、その中へと入ってゆく。すると雪が不意に眉をしかめた。

「兄様、痛い・・・・・・・抜いて」

 ただでさえ細い未通の蜜壺である。普通の指であっても痛いのに、五三郎の指は剣術で鍛えられ、普通よりも節くれだっているのだ。それだけに余計に痛みを感じるのだろう。眉をしかめ、指を抜いてくれと懇願する幸だったが、五三郎はそれを許さなかった。

「駄目だ、幸。俺の逸物はこの三倍の太さはあるんだぞ?この程度に耐えられなきゃもっと痛い目に遭うんだから我慢しろ」

 そう言いながら五三郎は幸の手を取り、すっかり大きくなってしまった己の逸物を幸に触れさせる。すると幸は驚き、大きな目を更に丸くした。

「じ、冗談でしょ兄様?こんなに太いのって・・・・・・」

 下帯越しではあったが、幸の触れたそれは懐剣くらいの太さがあった。それを自らの身体の中に挿れるというのか――――――幸の顔が再び強張る。だが、ここで引いては初夜にならない。

「冗談じゃねぇさ。今夜はこいつを受け入れて貰わねぇと終わらねぇからな。諦めろ」

 本気の声音で幸に告げると、五三郎は蜜壺に差し込まれた指をゆっくりと出し入れし始めた。



UP DATE 2016.3.9

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新婚初夜編、今回は前戯のみで終わらせていただきました(〃∇〃)本当はもう少し長くしたかったのですが、どうしてもこれ以上書くとかなり長くなってしまいそうでしたので(^_^;)エロはなかなか切りどころが難しいのです(-_-;)

キス以外、全てが初めての経験である幸に対して、五三郎が少々強引めにリードしております。やはりここで主導権を握っておかないと、それこそ婿養子として完全に尻に敷かれてしまいますからねぇwww一応頑張ってはいるんです(^_^;)

次回更新は3/16、新婚初夜後編、つまり全編エロになる可能性が極めて高いです(^_^;)
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