「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の百二十六・鉄砲百人組

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伊賀組、甲賀組、根来組―――こんな名前を羅列すると『忍者?』と思われるかと思いますがさにあらず。この三組に二十五騎組を加えると幕府の鉄砲隊『鉄砲百人組』となります。
手元にある資料には詳細は掲載されていなかったのですが、名前からすると徳川家康の伊賀越で活躍した人たちの子孫ですかねぇ(・・?しかし忍者のイメージである『諜報』とはかけ離れた『鉄砲隊』になっているとは何とも不思議なものです(^_^;)
そして将軍親衛の鉄砲隊である彼らの仕事ですが、平和時には江戸城大手三の門に交代で詰め、三の門の枡形門内と下馬橋の警護、将軍が寛永寺や増上寺に参拝する際の警護などだったとのことです。特に参拝時の警護は陣幕を張り、鉄砲百挺を備える華やかなものだったとか・・・。
ただ、こういう役職の扶持って結構安いんですよねぇ(´・ω・`)組頭こそ三千石をもらっていましたが、その下の与力は八十石、同心は三十俵三人扶持から十五俵二人扶持くらい・・・家族全員養っていけないぞ、というくらいの安さですよ(>_<)
なので仕方なく躑躅などを育てて売り、暮らしの足しにしていたそうです。貨幣経済の中じゃしょうがないですよね・・・しかしこの躑躅は相当見事なものだったらしく、『遊暦雑記』(文化十一年)では『大久保のつつじが江戸第一の壮観』とまで書かれたそうです。

なお鉄砲隊の組屋敷は半蔵門から甲州街道近辺に散らばっていたとか・・・これはいざというとき甲州街道から駿府に逃げる将軍の避難経路だったからと言われております。その傾向は甲州街道全般にも広がっており、八王子千人同心などもその役目を担っていたとか。更に庶民も武術の習得に熱心でしたからねぇ。幕末に新選組を輩出したのも、鉄砲組からず~~~っと甲州街道を守ってきた人々の尽力があったからに違いないとつい妄想してしまいます(〃∇〃)

次回おぼえ書きは12/21 、使番について取り上げたいと思います(*^_^*)


【参考・引用文献】
お江戸の役人 面白なんでも事典(中江克己著 PHP文庫)


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