「VOCALOID小説」
聖龍協奏曲~奏国物語

ボカロ小説 聖龍協奏曲~奏国物語外伝 青龍騎士の蜜月1(★)

 ←烏のおぼえ書き~其の百十九・御庭番(御休息所御庭之者) →一言メッセージ御礼&情報ソースははっきりさせて欲しいかも(-_-;)
 奏狄十年戦争の開戦からおよそ一年後、カイトとメイコは結婚の届けを国に提出し、親族とごく僅かな友人だけのささやかな結婚式を上げた。これは戦時中ゆえ派手な結婚式は控えたほうが良いというカイトの思惑と、奏国式の結婚式は面倒くさいというメイコの思惑が合致したためである。故に二人の結婚式に参加したのはカイトの姉であるカイコとその良人・メイト、メイコの妹であるミク、更に青龍隊所属の上級騎士や魔導省のごく親しい仲間など三十人に満たないほどだった。

「お姉ちゃん、お疲れ様!だけど本当にこんな簡単な宴で大丈夫なの?カイトって青龍隊隊長で大公なんでしょ?」

 宴が終わりに差し掛かった頃、ミクが二人に近づいて話しかけてきた。その横には護衛さながらクオがべったりくっついている。

「ああ、戦時中ゆえのお目こぼし、ってところかな。むしろ派手な式を挙げてしまうと元老院から睨まれる」

 冗談とも本気とも付かないカイトの言葉に、ミクは疑わしげな視線を投げかける。

「・・・・・・さっきメイトさんから聞いたけど、裏工作がかなり大変だったんですってね。カイコさんまで動かなきゃならなかったとか」

「ああ、それはその方が話が付けやすいからね。子育てで引退したとはいえ、『奏国の夜叉姫』は国内外で未だ人気があるし」

「「奏国の夜叉姫ぇ?」」

 思わぬ発言にメイコとミクは目を丸くする。

「あれ、知らなかった?元々赤龍隊はカイコ姉さんが率いていたんだ。メイト以上に荒っぽい仕事をしていたけどあの容姿だろ?騙される人間が多くって・・・・・・メイト義兄さんもそのクチで、カイコ姉さんに捕まった」

「捕まったなんて人聞きの悪い」

 メイコがカイトを窘めるが、カイトは全く悪びれもせず更に話を続けた。

「だけど本当の事だよ。元々メイトは南洋を荒らしまくっていた海賊だったんだ。その討伐に姉さんが駆りだされてね・・・・・・そこでメイトは姉さんに捕まった」

「でも、何でご夫婦に?」

「取り調べの際、海戦の話で盛り上がったみたいで・・・・・・元々略奪婚の風習がある国だからね、外国の優秀な人物をパートナーにする分にはあまり煩いことは言われないんだ。国内だと身分云々がややこしいんだけどね」

 カイトの言葉に頷いたのはミクだった。

「そっか・・・・・・だから身分違いだった皇后様の結婚は大変だったんだね」

「その代わり、あなた達はあっさり許されたんだから良いじゃない。ちゃっかりグリアーノ式に則っていたけど」

 笑いながらメイコは指摘した。グリアーノ式というのはいわゆる『夜這い』である。グリアーノでは通婚が主流で、子供ができたら一緒に暮らす。つまりミクはクオを『良人』と認め、関係を結んでしまったのである。
 ミクは別段何も感じていなかったが、焦ったのはクオである。『順番を間違えました!』とメイコに謝り倒し、先月婚姻届を出したばかりである。今もクオはミクの横で顔を真赤にしている。

「まぁまぁ、二人共。どのみち皇帝自らが出兵兵士たちの結婚を推奨しているんだから問題無いだろう。尤もクオはミクちゃんの護衛として全国を回ることになりそうだけど」

「何ですか、それ?」

 ミクとクオは同時にカイトに聞き返す。

「あれ、まだ聞いていないんだ。ミクは戦闘に不向きだけど、農作物の実りを良くすることができるだろ?だから全国行脚をしてもらって農民たちを、というか農地を癒やす魔法をかけてきてもらおうって話が出ている」

「本当ですか!できればそのほうが良いな。人が死ぬのは・・・・・いやだもの」

 尻すぼみになりながらも、しかしはっきりとミクは言い切った。

「だったら決まりだね。俺からも議会には言っておくから、君はクオと国中を見て回ると良いよ」

 その一言にミクは嬉しそうに微笑み、クオは自らの任務に気を引き締めたのか真剣な表情を浮かべた。



 小さいながらも充実した結婚式を終えた二人は、それぞれ寝間着に着替えてからカイトの寝室へと入った。いつもと違い季節の花々に彩られたその寝室は、今日が『特別な日』だということを知らしめている。

「やれやれ。やっと終わったよ」

 カイトはそう言うなりメイコを抱き寄せ唇を奪う。いつもの押し包むような、優しいキスとは異なり、息さえ奪うような激しいものだ。不埒にもメイコの口腔に侵入し、思うがままに蹂躙するカイトの舌に、メイコはただ翻弄されるばかりだ。

「・・・・・・せっかちすぎ」

 激しいキスからやっと開放されたメイコは、上目遣いにカイトを睨みつける。

「そりゃそうさ。戦争が始まってすぐに駆りだされて一年・・・・・・ようやく君の肌に触れられるんだからね」

 本当だったら戦争直前にでも結婚したかったのに、と皇帝への文句を言いつつ、カイトはメイコの頬に、そして首筋へと唇を落としてゆく。

「皇帝も人使いが荒いから・・・・・・それなのに戦場魔道士として君の同行を申請しても却下されるばかりだし」

「仕方、ないでしょ。キヨテルが・・・・・・っ、戦場に、出ているんだか・・・・・・・あんっ」

 メイコの声に徐々に甘ったるい響きが含まれ始める。カイトがメイコの耳朶に耳を近づけると、それと判るほどはっきり熱を帯びていた。

「だから今回強引に帰国して君との結婚式を挙げたんじゃないか。そうじゃなけりゃ戦争が終わるまで離れ離れだ」

 カイトはぺろり、とメイコの耳朶の縁を舐めた。その瞬間、カイトの腕のなかでメイコが身体を強張らせる。

「感じてる?」

「・・・・・・そんなの、わかんない!」

 カイトから与え続けられる初めての刺激に、メイコはぶっきらぼうに言い返す。これが照れ隠しなのか、それとも初めての刺激に混乱しているからなのかは定かではない。

「じゃあ判るようにしてあげる」

 カイトはそう言うとメイコを寝台へ押し倒した。そして自らも寝台に上がると、メイコの腰に巻き付いている帯を解いてゆく

「ちょっ・・・・・・自分で取るから」

「だぁ~め。男の楽しみを奪わないでよ」

 冗談半分に笑いながら、カイトはするすると帯を全て解いてしまった。すると服の上から想像する以上に豊満な膨らみが顔を覗かせる。
 カイトはその豊かな膨らみに頬ずりしつつ、寝間着の中に手を忍び込ませた。そして掌に収まりきらないほど豊かな乳房を下から持ち上げるように、やわやわとどこまでも優しく愛撫をし始める。
 捕虜だった頃から何度も床の中で抱きしめてはいるが、メイコは男性に対してかなり奥手だ。更に新婚初夜ともなれば更に緊張してしまうだろう。早くメイコを堪能したい思いはあるが、まずは彼女の緊張をほぐさなければならない。カイトは時間をかけながらメイコを徐々に自分の体温に慣れさせてゆく。

「きれいだよ、メイコ」

 親指と人差指の腹で優しく乳首を転がしながら、カイトは睦言を囁く。だがメイコはただ熱い吐息を吐くのが精一杯で、顔を真赤にしながらカイトを見つめるだけだ。
 嬌声を上げるだけの余裕さえ無いのかもしれない――――――そう気がついたカイトは、一旦愛撫を止めるとメイコをギュッ、と抱きしめる。

「怖がらなくていいよ。俺に任せておいて」

 するとメイコは子供のようにこくり、と頷いた。カイトは再びメイコの乳房を弄び始める。まるで戦士のように引き締まったメイコの身体の中で、乳房は女性らしい柔らかさを主張している場所の一つだ。
 それ故か、カイトはそれを求めるように重点的に――――――ある意味執拗に乳房を嬲り続ける。すると徐々にメイコの熱い吐息に小さな、しかしはっきりとした嬌声が混じり始めた。

「少しは緊張がほぐれてきたかな」

 冗談めかしつつ、カイトはメイコの耳朶を軽く吸う。

「ひゃっ!」

 メイコは驚いたように声を上げるが、その声には隠し切れない欲情が含まれる。先程舐め上げた時には無かった反応だ。

「もしかして・・・・・・ここも感じ始めてる?」

 カイトは吐息を吹きかけるようにメイコに囁きかける。

「ちょっ、やめて・・・・・・・くすぐったいの」

 カイトの腕のなかでメイコは身を捩る。どうやらさっきは初めての刺激に混乱していたらしい。ようやくカイトの愛撫一つ一つに反応する余裕が出来つつあるようだ。

「最初だけだよ。慣れれば気持ちよくなるから」

 カイトはそう言いながらメイコの耳朶をしゃぶり始めた。勿論乳房への愛撫も忘れない。最初はその愛撫から逃げるように身を捩っていたメイコだったが、慣れるに従い徐々におとなしくなり、カイトの愛撫に身を任せるようになってゆく。

(そろそろ次にいこうかな)

 メイコの緊張もだいぶほぐれてきたところで、カイトは次の行動に移り始めた。メイコの膝を軽く自分の膝でつつきながら乳房を愛撫していた手を脇腹へ、そして腰へと滑らせる。

「メイコ。少し脚の力を緩めて」

 カイトの言葉にメイコは従う。するとカイトの膝がメイコの脚の間にするりと入り、脚を閉じられなくした。

「カイト・・・・・・恥ずかしいってば」

 カイトの目の前で脚を開かされてしまったメイコは羞恥に身悶えるが、ここで引くわけにはいかない。

「でもこうしなきゃ先に進めないよ。すぐに恥ずかしさなんて感じられなくなるから」

 カイトはメイコが文句を言えぬよう再び唇を重ねながら、メイコの一番奥まったとことに指を伸ばす。すると明らかにそれと判る、熱を帯びた泥濘に触れた。

(そういえば――――――)

 カイトは士官学校時代、先輩から聞いた話を思い出した。恋人に夜這いをかけたはいいが、強引すぎて彼女から拳で殴られたと頬を撫でさすりながらぼやいていた。その際に『生娘はそっと撫でるぐらいでちょうどいいみたいだ。場末の娼婦みたいに乱暴に扱ったらマジで殴られるぞ』と言っていたのを――――――。

(さすがにメイコに殴られたら洒落にならないしな)

 そうは思ったが、さすがにそのようなことはおくびにも出さず、カイトは泥濘の中に浸されている花芽をそっと撫で上げる。

「んんっ!」

 その瞬間、メイコは全身を跳ね上げ悲鳴を上げた。だがその悲鳴はカイトのキスによって声にならない。

「・・・・・・大丈夫」

 メイコをキスから開放しつつ、カイトは尋ねる。

「う、うん・・・・・・・」

 辛うじて返事をするメイコだったが、その顔は明らかに紅潮しており、息遣いも荒くなっている。明らかに昂ぶっている証だ。

「尤も・・・・・・ダメ、って言われても止める気は全く無いけどね」

 カイトはくすり、と笑い、更に爪でひっかくように震える花芽を刺激した。





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奏国物語番外編はカイメイ新婚初夜、R-18となります(*´艸`*)
何せこの話のメイコは奥手ですからねぇ・・・カイトもなかなか手を出しづらかったんでしょう。本来ならグリアーノ方式(通婚)の事実婚であろうともメイコは気にしなかったでしょうが、カタブツのカイトは筋を通したかったんだと思います。なおエロ小説ですので内容はありませんっ!ただゆる~く楽しんでくださいませ(〃∇〃)

また、ちょっとリクエストがございましたのでミクのこれから&メトカコ馴れ初め話もぶち込ませていただきました♪
得てして姉より早く結婚してしまう妹がいるものでして・・・ミクのほうが先にクオと一緒になってしまいましたwwwお互い好意を持っていることはグリアーノからの道中で気づいていましたし、少なくともミクはメイコよりも『まとも』な感覚をもっておりますので・・・なお、この話の中では16~17歳は結婚適齢期、ミクはちょうどその年齢に当たりますので、むしろ当然と思われております。
(むしろメイコが行き遅・・・以下ry)
そしてカイコちゃん!実はメイトの前の赤龍隊隊長だったんです~www裏設定では『奏国の夜叉姫』はかなり荒っぽい仕事で有名で、『海で奏国の旗&赤龍隊の旗を見たら生きて帰れない』と噂されていたとか居ないとか・・・きっとめーくんを捕まえた時も『旦那Getでぇぇぇ~す♡』などとめーくんの首根っこを捕まえていたに違いありません。この力関係が未だに続いているので、めーくんには恐妻家の噂が・・・真実は闇の中です/(^o^)\

次回更新は11/3、できるだけ次回で終わらせ、めー誕の日にpixivに投稿できればと目論んでおります(^_^;)
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