「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の百・江戸城役人の昼飯事情

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江戸で一日三食の食生活が定着したのは明暦三年に起こった『明暦の大火』、いわゆる振袖火事の後のことだそうです。何せ江戸の六割を焼いた火事、諸国から多くの職人がやってきて朝から晩まで復興のために働いてもらわねばなりません。そうなると自ずとエネルギー源となるご飯を提供せざるを得なくなる・・・ということで、まずは職人たちにお昼ごはんを出すことに。そしてその習慣を庶民が真似て昼食の習慣が根付いていったようです。なので元々『昼飯は動き働く人が食べるもので、武家が昼食を食べることはなかった』らしいですね。1830年に出版された『嬉遊笑覧』に書かれています。

しかしこういった『堕落の文化』というものは往々にして広まりやすいものでして( ̄ー ̄)ニヤリ
案の定この庶民の習慣は瞬く間に武家をも侵食し、元禄時代にはかなりゴージャスな弁当を持参して江戸城にやってくる役人が現れました。しかも自分の分だけじゃなく、余分に弁当を持参して組頭や上司に振る舞うフトドキな奴らもいたとか(^_^;)
とうとう『食べ物や酒を持参し、人にも振る舞うなど殿中の礼儀に外れている』と、享保時代に『殿中に昼食時詰めている役人には大台所で昼食を用意するから食べ物を持ってくるな!』という、まるで中学校の校則のよ~なお触れが出されてしまったそうです。
その他にも『宿直には夜食を支給するが、用心の為弁当を持参するのは構わない』だとか『食事が支給されないものは自分の分だけ持ってくるように』と事細かな規則が作られたとか(-_-;)どんだけ職場でやりたい放題していたんだろう、役人達・・・っていうか、現代のお役人たちも一昔前までは結構やりたい放題やらかしていましたから、あまり江戸時代のことは言えないのかwww
(昭和の役人の尻拭いをさせられている平成の役人を見るにつけ気の毒になります^^;)

まぁ、贅沢な弁当とは言っても、お茶屋で娼妓芸妓を侍らせての接待に比べたら割安ですからねぇ、お昼ごはんで同じ効力があるならそちらを利用したくなる気持ちは判らないではない(おいっ)ただ、お酒が入らない現代のパワーランチと違って、当時は昼酒も飲んでいたようですのでむしろ良かったのかも(^_^;)
なお、江戸城で支給される昼食は、現代の社食等と違い、全部幕府持ちでした。ある意味勤めていればタダ飯が食える、ってことですかね・・・この費用だけでどれくらいになったか気になるところです(*^_^*)
(あと余談ですが、毛利秀元が弁当に鮭の切り身を入れて出仕した際『高価で珍しい魚だ』と諸大名達が群がってきて、ほとんど奪われてしまったという話もあります。これが接待弁当に当たるのか否かはちょっと判りかねますが、話題にはなったようです^^)

次回おぼえ書きは6/15、拝領屋敷について取り上げたいと思います♪




【参考・引用文献】
お江戸の役人 面白なんでも事典(中江克己著 PHP文庫)


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