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【  2011年07月  】 

火消しのユウト 越乃寒梅と火消しの依頼3

火消しのユウト Page1

2011.07.31 (Sun)

 クリュセ中央空港にやってきたユウトとサクラはチェックインを済ませ、自分の船へと入った。グラビアアイドルのホログラムがあちらこちらに投影されているアレクの船と違って至ってきれいで整理整頓されているユウトの船だが、ただ一点だけ顔をしかめたくなる部分がある。それは壁の棚に並べられた日本酒のミニボトルであった。全部で百種類近くはあるだろうか。しかも全て本物である。よっぽどの理由がない限り室内装飾はホログラ...全文を読む

烏のがらくた箱~その六十九・今年の夏休み

烏のがらくた箱

2011.07.30 (Sat)

 今年の夏は旦那の会社がサマータイムを導入するなど例年と少々違うのですが、夏休みも同様です。普段ならお盆休みを中心に1週間ほど取ることが出来る旦那の夏休みなのですが、今年は少し早めで来週の土曜日からと相成りました。辛うじて動かす事が出来ない介護予定とは被らずに済んだのですが、唯一被害を受けるのが拙宅の連載(苦笑)。帰省もありますので、一部連載は1回ずつくらいお休みを戴くことになりそうです。詳しい予定は...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第三章 第十四話 明保野亭事件・其の貳

夏虫・第三章

2011.07.29 (Fri)

 朝餉が終わり、のんびりとした空気が漂っていた壬生屯所に、突如武田観柳斎の怒鳴り声が響き渡る。「大至急集まれ!祇園の南、明保野亭にて不逞浪士共二十名がいるとの供述があった!逃げられる前に明保野亭に向かうぞ!」 その一声は、気怠げだった屯所の空気を一変させるのに充分であった。「武田先生!それは本当のことなのですか!」 蟻通勘吾が武田に駆け寄り訊ねる。その手には既に大小二本を携えていた。「ああ、先程捕縛...全文を読む

葵と杏葉開国編 第十二話 黒船来襲・其の参

葵と杏葉・開国編

2011.07.27 (Wed)

  一旦長崎を出航したプチャーチンだったが、上海における情報収集によりまだほんの僅かだけ戦況に余裕があると判断し、およそ半月後の嘉永六年十二月五日、再び長崎に戻ってきた。 さすがに今回ばかりは無視することも出来ず、長崎にやってきた幕府全権の川路聖謨、筒井政憲と計六回に渡り会談する運びとなったのだが、日本側、特に川路の頑固さに交渉はまとまる気配さえ見せない。『仕方ありませんね。我々には時間がないのです...全文を読む

烏のまかない処~其の陸・バニラアイスの杏露酒かけ

烏のまかない処

2011.07.26 (Tue)

 上のイラストはカップのバニラアイスの杏露酒かけ&杏露酒です。決して杏露酒のカップ酒ではありません(^^;)似たようなこのかも知れませんけど念のため(絵が下手なのはご勘弁を・爆)。実は私、バニラアイスが苦手です(^^;)というか、その原料となっている牛乳がダメと言った方が正しいのかも。子供みたいなことをほざいておりますが、どうも牛乳の中に含まれている『乳脂肪』のこってり感が苦手なのです。牛乳が必要な時も『低脂...全文を読む

猫絵師・国芳 其の捌・新盆の精霊猫

猫絵師・国芳

2011.07.25 (Mon)

 秋の気配など微塵も感じられない盆の入りの夕刻、ゆらゆらと揺らめく迎え火の煙は死者達の道標の如く、一番星へと吸い込まれていってしまった。燎かれた麻穣の煙は気怠い香りを残し、浮き世の儚さそのままに茜色の空へと消えていってしまう。 盂蘭盆は正月と並んで江戸の大きな行事の一つである。十二日の草市、または盆市で人々は精霊祭に用いる魂棚や飾り物を手に入れ、次の日の十三日の盆の入りには貴賤を問わず精霊棚を設ける...全文を読む

拍手お返事&夏休みの宿題(読書感想文)の思い出

拍手お返事&おまけ

2011.07.25 (Mon)

 現在はどうだか判らないのですが、私が小・中学校の夏休みというと『山ほどの宿題』を毎年出されていました。その中でも当時特に大嫌いだったのが読書感想文です(笑)。小説サイトなんぞ運営している私ですが、実は国語を始めとする語学全般は大の苦手でして(^^;)特に国語の文章解釈という奴が駄目でした。解釈なんて人それぞれだと思うのに、当時はそれが認められなくてねぇ(苦笑)。特に読書感想文は『あらすじ』じゃなく、ち...全文を読む

火消しのユウト 越乃寒梅と火消しの依頼2

火消しのユウト Page1

2011.07.24 (Sun)

 「Yes,Master。用件をまとめて転送します。」サクラの言葉と同時にスミス課長からのダイレクト・メール要旨がユウトに転送された。「スミス課長を適当にあしらうなんて、お前って本当に要領良いよな、ユウト。それなのに何故婚約者に逃げられるかな。」酔いに任せて思わず呟いてしまったアレクの一言に、ユウトの眉がぴくり、と跳ね上がる。「貴様、スペースドラゴンの餌になりたいのか?櫻は逃げたんじゃない!きっと仕事で止むに...全文を読む

烏のがらくた箱~その六十八・蝉の初鳴き

烏のがらくた箱

2011.07.23 (Sat)

 今年は蝉がいない----------2chのスレッドやTVのニュースで云われておりましたが、我が家の近所では本日ようやく蝉が鳴き始めました(^o^)ただし力のないアブラゼミの声でしたが・・・・・。まだまだミンミンゼミやヒグラシの声は聞くことが出来ません。一応クマゼミも居る地域らしいのですが私自身は見たことはないですし(鳴声もいまいちよく判らない^^;)やっぱり今年は例年に比べたら蝉の元気はないのかも。真夜中に寝室の...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第三章 第十三話 明保野亭事件・其の壹

夏虫・第三章

2011.07.22 (Fri)

 新選組が祇園会所から壬生屯所に戻ってきたのは、正午をほんの少し過ぎた頃であった。騒ぎを聞きつけて出迎えた山南や八木らは、返り血で汚れた隊士達を見て目を丸くする。「近藤さん!これは一体・・・・・。」「い・・・・一体何があらはったんですか?」 さらに大八車に乗せられて帰ってきた安藤や新田、そして変わり果てた姿の奥沢に屯所待機組は愕然とした。山南や山崎は思わず大八車に縋り付き、重傷の二人に声を掛ける。「...全文を読む

拍手お返事&行き当たりばったりで書くとこんな事になるから・・・(>_<)

拍手お返事&おまけ

2011.07.22 (Fri)

 ただいま『葵と杏葉』世嗣編の見直しをちびちびとさせて戴いております。今のところ『雪華の君』まで終了したのですが・・・・出るわ出るわ誤字脱字に矛盾の数々(爆)!特に先代PCで書いた部分(ATOK導入前)誤字脱字が多かったですね。皆様よくぞ読んでくださったと感謝すると共に冷や汗だらだらものです。さらに矛盾の主なものは私の勉強不足から来るものでして・・・・・何故シーボルト台風が斉正&盛姫の結婚前に?な~...全文を読む

葵と杏葉開国編 第十一話 黒船来襲・其の貳

葵と杏葉・開国編

2011.07.20 (Wed)

  嘉永六年七月十八日、雲一つ無い真っ青な空に白い帆をたなびかせながら、旗艦・パルラダ号以下四隻の艦隊を率いてプチャーチンが長崎に来航した。その目的は懸案の国境確定と開国通商を求める事である。 プチャーチンは長崎奉行の大沢安宅に国書を渡し、江戸から幕府の全権が到着するのを待つことになったのだが、その思わぬ紳士ぶりに露西亜艦隊を警戒していた長崎奉行は驚き、そして感激した。「亜米利加同様開国を求めている...全文を読む

烏のまかない処~其の伍・鰻

烏のまかない処

2011.07.19 (Tue)

 明後日21日は『土用の丑の日』ですよねぇv本当は土用の丑の日に『う』の付くものを食べると縁起が良いとか夏負けの妙薬になるとか云うことらしいのですが、かの有名な平賀源内先生の伝説(懇意のうなぎ屋さんに頼まれ『本日土用丑の日』の一筆をしたためたという奴)によってうなぎ一辺倒になってしまったそうです。なので本当なら『梅干し』でも『牛』でも良いんですよねぇ。と、いうのは近所のスーパーやお魚屋さんであまり美味...全文を読む

平河町の人斬り小町・其の参~天保三年七月の小咄

壬辰・秋冬の章

2011.07.18 (Mon)

 騒動を聞きつけた幸が玄関から外に出た時、抱き柊の紋が描かれた冠木門の前に門弟達が七、八人ほどたむろしていた。どうやら騒動の『原因』はその輪の中心に居るようである。「認め状を確認すれば良いだけのことなのに・・・・・何を揉めているんだろう。」 事は極めて単純である。持ち込まれた亡骸がきちんと奉行所、又は浅草弾左衛門の検死を通ったものなのか確認する、ただそれだけのことだ。 だがこの確認を怠ると、事件に巻...全文を読む

拍手お返事&勝っちゃったよ、なでしこJAPAN ワーイ♪♪\(^ω^\)( /^ω^)/♪♪ワーイ 

拍手お返事&おまけ

2011.07.18 (Mon)

 まさかまさかの大金星、なでしこJAPAN優勝しちゃいました(≧∇≦)/□☆□\(≧∇≦ )カンパーイ!!どんなスポーツでも優勝するって事は非常に難しいことですが、バイトや仕事をしながらサッカーを続けている女子サッカーで優勝って・・・・昔の実業団(今の若い人達は判らないかも知れないなぁ、この言葉・苦笑)のような過酷な条件の中、本人達の努力は勿論、彼女たちを支えてきた周囲の方々、そして彼女たちをずっと応援してきた熱心なサポー...全文を読む

火消しのユウト 越乃寒梅と火消しの依頼1

火消しのユウト Page1

2011.07.17 (Sun)

 火星、クリュセ・シティのダウンタウンにあるバー、『夏日星』にユウトとアレク、そしてユウトのHOPCであるサクラの三人がカウンターに座っていた。ウォッカをがぶ飲みするアレクと違い、日系火星人のユウトはいつもの如く地球産の日本酒『越乃寒梅』をちびりちびりと飲んでいる。「おい、アレク。そんなにがぶ飲みすると明日に響くぞ。いくらカッツェがいないからって羽目外しすぎじゃないのか?」そういうユウトもすでに五合...全文を読む

烏のがらくた箱~その六十七・夏に咲くのに秋の七草

烏のがらくた箱

2011.07.16 (Sat)

 秋の七草(女郎花、尾花(ススキ)、桔梗(朝顔とも)、撫子、藤袴、葛、萩)のうち、撫子って結構早く咲きますよね。大体立秋あたりとか・・・・。すでにお花屋さんでは並んでおりました。春の七草が同時期におかゆの具にするのと違って、秋の七草は花を愛でるものですから、秋の訪れを知らせる花からすっかり秋が深まった時期のものまで長い期間でえらんでいるのかな・・・・とは思うのですが、やはりめちゃくちゃ暑い盛りに咲く...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第三章 第十二話 池田屋事変・其の肆

夏虫・第三章

2011.07.15 (Fri)

 怪我人の手当や捕縛者への取り調べなどで殺伐としていた祇園会所も、白々と夜が明け始める頃には落ち着きを取り戻しつつあった。軽傷者の手当は全て終わり、横たわっているのは池田屋で重症を負った藤堂、新田、安藤と暑気あたりを起こした沖田の四人だけである。「そろそろ頃合いだな。」 会津藩の与力が白み始めた空を窓越しに見つめながら呟いた。「掃討ですか?」 会津藩の与力に対し、近藤が訊ねる。暗がりの中、逃亡した浪...全文を読む

葵と杏葉開国編 第十話 黒船来襲・其の壹

葵と杏葉・開国編

2011.07.13 (Wed)

  それは梅雨もまだ明けきらぬ嘉永六年六月三日の事であった。黒く垂れ込める雲を背に、四艦の軍艦が突如浦賀沖に現れたのである。「な、なんだ、あの船は!」 ここ数年、外国船が長崎以外の日本近海に現れることも珍しくなくなっていたし、七年前にはコロンバス号を旗艦としたビットル艦隊もやってきている。それにも拘らず、その姿を見た浦賀の漁師達は驚愕する。「帆が閉じているのに、ものすごい早さでこっちにやってくるぞ!...全文を読む

烏のまかない処~其の肆・塩壺

烏のまかない処

2011.07.12 (Tue)

 塩を入れておけば固まらず、味もまろやかになる入れ物----------塩壺の存在を知ったのは平松洋子先生のこのエッセイでした。買えない味 (ちくま文庫)(2010/12/10)平松 洋子商品詳細を見るこれをどこぞの通販サイトで読んだのであれば『ふ~ん』と流してしまうところだったでしょうが、さすがに平松先生のエッセイだと信憑性が格段に違います(笑)特に塩をすぐに固まらせてしまい、3㎝ほどの大きな塊にまで成長させてしまう駄目主...全文を読む

平河町の人斬り小町・其の貳~天保三年七月の小咄

壬辰・秋冬の章

2011.07.11 (Mon)

 油紙に包んだ肝を手に、幸は裏庭にある肝蔵へと向かった。そろそろ浅草弾左衛門配下の長吏に頼んでおいた胴や肝が届いているはずだ。幸はそれを期待しながら肝蔵の引き戸を開ける。「あ、おすみちゃん!わざわざ出向いてくれたんだ。」 肝蔵の中には先客が居た。手拭いを吹き流しに被った男達に、てきぱきと指示を出している若い娘に幸は声を掛ける。「ご無沙汰しております、お幸さま。」 年に似合わぬたおやかな笑顔を幸に向け...全文を読む

拍手お返事&わんこと拍子木

拍手お返事&おまけ

2011.07.11 (Mon)

 私が住んでいるマンションでは毎週土日になると自治会によるパトロールが実施されます。とは言っても殆ど集団散歩状態のお気楽なものですが(笑)。そして今週、その当番が私達にも回ってきました。夕方5時前に集合し、男性はパトロール用ベスト、女性はたすきを身につけ、それぞれゴミ袋(パトロール中にゴミ拾いも兼ねるんです)や警棒、拍子木を持つのですが、何故か旦那に渡されたのは拍子木でした。最初こそ恥ずかしがってい...全文を読む

F選択のその後で2

現代恋愛掌編

2011.07.10 (Sun)

 「これ何?決闘でもするつもりか、あいつは?サッカー部ってほんっとぉに気が利かねぇ。馬鹿じゃねぇの?」直接知り合いじゃない女の子を誘い出すならもう少し気の利いた言葉があるだろう。香奈は隣にいる美咲に気付かれないよう、かなり口汚く神田の手紙を罵った。普段の香奈なら一笑に付し、その手紙を丸めて斜め後ろにあるゴミ箱に放り投げていただろう。だが普段の行動をするには、あまりにもF選択が退屈すぎた。少なくとも今受...全文を読む

烏のがらくた箱~その六十六・社内サマータイムにおける家庭への被害(>_<)

烏のがらくた箱

2011.07.09 (Sat)

 今月4日から本格的に始まった社内サマータイム。確かに会社の節電には非常に効果があると思います。思いますが・・・・ここまで家庭に被害が及ぶとは思いもしませんでした(>___...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第三章 第十一話 池田屋事変・其の参

夏虫・第三章

2011.07.08 (Fri)

 「てめぇら、腕の見せ所だ!徹底的にやっちまえ!」 血の匂いが漂う池田屋に土方の声が響き渡る。その声と共に土方隊十二名と谷万太郎、武田観柳斎の計十四名が池田屋になだれ込んだ。人数的に圧倒的不利に立たされていた新選組はこの援軍により形勢逆転、一気に優位に立ったのである。 予想もしなかった新選組側の援軍に動揺を隠せないまま戦い続ける長州浪士側だったが、そのなけなしの気迫さえ失せさせる声がさらに襲いかかる...全文を読む

烏のがらくた箱号外~おかげさまで2周年v

烏のがらくた箱

2011.07.07 (Thu)

 本日7月7日を持ちまして、オリジナル創作ジャンル転向二周年を迎えましたv転向した当時は、二次創作とは全く様相が違っていたオリジナル創作の世界に『幕末限定の、癖のある作品ばかりでやっていけるのだろうか?』と不安を感じておりましたが、のらりくらりと約二年、何とかなるものですねぇ(笑)。これも皆様が通ってくださるおかげです(^_^)心の底から感謝ですvそして2周年を機に色々細かなイベントが(爆)。二周年記念とし...全文を読む

葵と杏葉開国編 第九話 義祭同盟と鉄の大砲・其の参

葵と杏葉・開国編

2011.07.06 (Wed)

  失敗しては再びやり直し、やり直してはまた失敗するを繰り返して十三回――――――その十三次鋳造で、ようやく実用に耐える大砲を鋳立方は作り上げた。試射を数回繰り返した後、舐めるように傷の確認をし終えた杉谷と田中が、天に両手を挙げ、大声で喜びの雄叫びを上げる。「見てくださいよ、本島さん!ひびが・・・・・・ひびが入っていないんです!」「これなら大量生産に入ることが出来ますよね?ようやく殿のご希望に添える結果が...全文を読む

烏のまかない処~其の参・かなちゃん茶豆

烏のまかない処

2011.07.05 (Tue)

 枝豆、美味しいですよねぇ(^o^)夏場のビールのお供はやっぱりこれでしょうv豚キムチ共々この時期登場回数が非常に多くなります。その枝豆の種類なんですが、K県の一部だけに出回っている枝豆に『かなちゃん茶豆』なるものがあります。茶豆系の枝豆なのですが、これがめちゃくちゃ美味しいのですよv6月の後半から7月始めの僅かな期間しか出回らないというのもありますが、お店に登場すると真っ先にこれをスーパーのかごの中に入れ...全文を読む

平河町の人斬り小町・其の壹~天保三年七月の小咄

壬辰・秋冬の章

2011.07.04 (Mon)

 暦の上では秋になったはずなのに、七月はまだまだ暑い。容赦なくじりじりと照りつける日差しと纏わり付く湿気に幸は辟易した。「一体いつになったら涼しくなるんだろう。」 男衆なら、今庭先で稽古に励んでいる門弟達のように諸肌も脱げるであろうが、さすがに女子ではそうはいかない。肌にはりつく襦袢の不快感に顔をしかめながら、幸は『大先生』こと後藤五左衛門に頼まれた関孫六や相州正宗を刀箪笥から取り出した。 この部屋を...全文を読む

拍手お返事&小紋文様

拍手お返事&おまけ

2011.07.04 (Mon)

 本日から連載を開始します『紅柊』、『葵と杏葉』や『夏虫』などのなんちゃって大河小説と違い、下級武士(浪士?)の日常描写が中心となります。それだけに先二つと違い、もう少し道具立てや風習などの細かいものを丁寧に描こうと着物の柄から勉強しなおし中(爆)。そんな中、参考にしているのがこちらの本になります。小紋文様 (伝統の染織工芸意匠集)(2007/08)高田 啓史商品詳細を見るただの図案集と侮るなかれ、これがかなり...全文を読む

F選択のその後で1

現代恋愛掌編

2011.07.03 (Sun)

 香奈は窓の外を見つめながら溜息を吐いた。五時間目のE選択を終了した友人達が賑やかに笑いながら帰って行く。窓の外を走る江ノ電の単調な轍の音と窓から入ってくる潮風が眠気を誘い、香奈は欠伸をかみ殺した。苦行とも言えるF選択の授業はまだ始まったばかりだ。香奈の通っている高校は公立だが独特の授業形態を取っており、必須のA選択からD選択と、不必要なら選択しなくても良い午後授業のE、F選択がある。大学受験に必要になる...全文を読む

烏のがらくた箱~その六十五・サマータイム、始まりました

烏のがらくた箱

2011.07.02 (Sat)

 旦那の社内サマータイムが始まりました。社外的には4日から、という事になっているのですが、実際は前倒しして10日ほど前からノー残業デーに30分ほど早く出社することに・・・・。始まる前は『1時間前に起きる!』と言っていた旦那ですが、電車が無い所為か今のところは30分だけ早起きをしております。さすがに5時台の電車ってそう無いですからねぇv本格的に社内サマータイムになってもこの時間帯であることを希望します(それでも...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第三章 第十話 池田屋事変・其の貳

夏虫・第三章

2011.07.01 (Fri)

 龕灯の灯りを背にし、池田屋の主・入江惣兵衛の目の前に立ちはだかっていた者----------それは背後に三人の猛者を引き連れた新選組局長・近藤勇であった。陽炎のように這い上がる威圧感に惣兵衛は怖れ、おののく。「し・・・・・新選組!」 二階で談合を行っている浪士達にこの事を知らせなければ----------惣兵衛は二階に聞こえるよう大声で張り上げるなり踵を返し、すぐさま奥の階段に向かって走り出した。「行かせるか!総司、...全文を読む

紅柊 登場人物紹介(壬辰・秋冬の章)

壬辰・秋冬の章

2011.07.01 (Fri)

 登場人物紹介です。ネタバレ防止の為、登場人物の成長にあわせて章ごと(半年に1度)に更新いたしますので『とりあえず』の参考になさってくださいませ。(一応連載なのですが、3~4話でひとまとまりの読み切りスタイルを取っています。興味のありそうな話からお読みくださいね。)◆全話共通登場人物☆山田 幸この話の主人公。五代目山田浅右衛門の孫であり、六代目浅右衛門の養女。一部で『平河町の人斬り小町』と言われている。...全文を読む

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乾小路烏魅

Author:乾小路烏魅
幕末~明治を中心とした歴史小説ブログです。
ひと時の時間旅行、ご堪能くださいませv
角川twitter小説大賞優秀賞受賞

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