更新履歴

さわりを読む▼をクリックすると更新された内容の冒頭部分がご覧になれますので、久しぶりのご訪問の方は
こちらで未読・既読のご確認ができます

日付別の更新チェックはカレンダーの日付をクリック ▼

【  2011年04月  】 

運び屋アレク 一難去ってまた一難・4

運び屋アレク Page2

2011.04.30 (Sat)

 「Yes,Master。ではMaster以下数名のフル・ヴィジョンを貨物船に投影します。」カッツェの言葉にアレクの表情に不安がよぎる。「おい、カッツェ。大丈夫だろうな?最新のフル・ヴィジョンは本体にまで影響が及ぶんだぞ。一瞬でも切断が遅かったら・・・・・。」アレクは恐る恐るカッツェに尋ねたが返ってきたのは素っ気ない返事だった。「『ケルベロス』共々Masterはプチ・ブラックホールになりますね。ですからフル・ヴィジョンの...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第三章 第一話 進退伺・其の壹

夏虫・第三章

2011.04.30 (Sat)

 踏んだり蹴ったり----------今の新選組にとってこれほどぴったりの言葉はないだろう。二度の上洛にも拘らず、将軍は長州討伐をしないうちに東帰を決定してしまったし、会津藩は幕府から京都守護職再任を強く命じられてしまった。 さらに江戸では幕府御家人で構成された『京都見廻組』なる京都治安部隊が組織され、まもなく上洛するとの知らせも五月の声を聞くなり会津藩から近藤に知らされたのである。 長州討伐による立身出世の...全文を読む

疱瘡玩具~葵と杏葉・外伝

葵と杏葉・外伝

2011.04.27 (Wed)

  それは正月の慌ただしさが一段落した、一月半ばのことであった。質素ながら温かで、平穏だった佐賀藩邸に突如『疱瘡』という名の悪鬼が入り込んだのである。その悪鬼は瞬く間に藩邸内に広がり、事もあろうに一番罹患してはならぬ人物に牙を剥いたのだ。「颯殿!伊東の診立てでは姫君様はやはり・・・・・・疱瘡だそうです。すぐに御子達を姫君様のいる部屋から一番離れた部屋か、別の屋敷に移すよう指示が出ました」 責姫と濱が...全文を読む

拍手お返事&GWの予定

拍手お返事&おまけ

2011.04.25 (Mon)

 毎年この時期になると旦那の実家へ帰省いたします。新婚1~2年目くらいはGWめいっぱい泊まっていたのですが、ここ最近は旦那が泊まりたがらない(笑)。理由ははっきりしておりまして、新潟の実家にCS放送が無く阪神戦を見ることができないからなんです。たま~にやってくれても大抵巨人戦なので、熱狂的巨人ファンの義父と喧嘩になってしまうんですよ。なのでここ最近は3~4泊できれば御の字、今年は2泊で帰ろうとしていました。...全文を読む

猫絵師・国芳 其の伍・武者絵の虎猫

猫絵師・国芳

2011.04.24 (Sun)

 ちらほらと菖蒲の花の便りを聞く頃になると、長屋の子供達が親に連れられ茅場町の兜市に出向くようになる。それはとりもなおさず端午の節句の準備の為だ。そんな風に人々が江戸が端午の節句へ向けて浮かれ始める中、国芳はとある事情により飼い猫たちと共に長屋に籠もらざるを得ない状況に追い込まれている。「う~ん、こいつもいまいちだなぁ・・・・・気にくわねぇ。」 国芳は不機嫌を露わに呟くと、途中まで描いた絵をくしゃく...全文を読む

運び屋アレク 一難去ってまた一難・3

運び屋アレク Page2

2011.04.23 (Sat)

 「まともに戦ったのならば300秒以上はかかります。」アレクの質問にカッツェはひとかけらの感情も含めず答えた。「という事はまともな方法じゃなければそれ以下で始末を付けることが出来るってことだな。おおかたお前が考えているのは『ハニー・ビー』あたりだろう?」『ハニービー』とは『ファルコン』同様W-11の隠語で、ハニービー、すなわちミツバチの如く己を犠牲にして敵を倒す、自爆テロまがいの攻撃の事である。つまり相手...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第三章・序

夏虫・第三章

2011.04.22 (Fri)

 初夏の風が街路に生えている柳の若葉をそよがせる。中越が沖田老人に教えられた街外れの小さな寺に到着したのは予定よりも三十分ほど早い時間であった。もうじき梅雨に入るとは思えぬ爽やかさに中越は若葉の香りのする空気を大きく吸い込んだ。「・・・・・確かこの寺の筈なんだが。」 小さな寺の門を見上げながら中越は呟くが、その隣で心配そうに中越の袖を引っ張る者がいる。「ねぇ、佑さん・・・・・やっぱり、私、ご一緒しな...全文を読む

葵と杏葉改革編 第三十話 さらば、愛しき人・其の参

葵と杏葉・改革編

2011.04.20 (Wed)

  死というものは、得てして逝ってしまう者よりも遺されてしまった者により深い悲しみをを与える。それは斉正と盛姫の二人にとっても例外ではなかった。 盛姫逝去の第一報の後、江戸藩邸から次々と押し寄せてくる葬儀関連の連絡事項、幕府を始め大名各家から舞い込んでくるお悔やみの手紙、その他諸々の『盛姫の死』に関係する全ての事柄が、斉正の気力を奪ってゆく。 病に苦しんでいた愛しい人の傍に居てやることが出来ず、その...全文を読む

拍手お返事&外反母趾と内反小趾が治っていたのは良いけれど・・・

拍手お返事&おまけ

2011.04.20 (Wed)

 勤めを辞めてからヒールのある細い靴は滅多に履かなくなり、その代わり介護で踏ん張れるスニーカーをメインで履くようになりました。そのおかげで長年気になっていた外反母趾&内反小趾は3~4年ほどでほぼ完全に治ったのですが、別問題が伯父の葬儀の際発覚いたしまして・・・・・脚にトラブルがあった頃には問題無く履けていた葬式用の靴がきつくなっていたのです(>_...全文を読む

拍手お返事&美しき日本の技v

拍手お返事&おまけ

2011.04.18 (Mon)

 伯父の不祝儀でぶっとんでしまった感があるのですが、先日15日は私達夫婦の11回目の結婚記念日だったんですよね~(苦笑)。諭吉に羽が生えて飛んでいってしまったので結婚記念日に関わる諸々のイベントはやらなかったのですが、唯一、この日にあわせて買った新しいお椀だけが記念日らしいと言えばらしいかも(笑)。実は数年前からお椀は取り替えたかったのですがなかなか気に入ったお椀が見つかりませんでした。今まで使っていた...全文を読む

烏のがらくた箱~その五十七・驚きの宗旨替え

烏のがらくた箱

2011.04.17 (Sun)

 私事で恐縮ですが、木曜日に母方の伯父が肝硬変で亡くなりました。元々肝炎だったのにお酒が大好きで、周囲の人全員に『いい加減に酒を止めろ!』と突っ込まれながらも『趣味・飲酒』を止めなかった伯父らしいと言えば伯父らしい生き様・・・・・そういう意味では自分自身を貫いたとも言えます。気の毒なのはむしろそんな伯父に振り回された伯母でしょう。本当にお疲れ様でしたと労いたいです。で、問題はここからです。以前伯父一...全文を読む

運び屋アレク 一難去ってまた一難・2

運び屋アレク Page2

2011.04.16 (Sat)

 『ケルベロス』は各国の軍事企業が裏でスポンサーになっているだけに新しい武器が搭載されている事が多い。さらにその量も豊富であり、よりによって一番原始的な『体当たり』という攻撃方法はまずありえない。というか繊細な最新兵器はその衝撃で故障してしまうだろう。それなのに体当たりを仕掛けてくるということは、それらの最新兵器の使い方が解らないか、軍艦の操縦そのものが出来ない可能性が極めて高い。どちらにしろ戦い方...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第二章・結

夏虫・第二章

2011.04.15 (Fri)

 沖田老人の穏やかな語り口がが止まり、中越は緊迫の幕末から穏やかで退屈な大正に引き戻された。店にはいつもの如くジャズが流れ、新たに沸かし始めた珈琲の香りが中越の鼻をくすぐる。「まぁ、今日はこんなところですかねぇ。」 二杯目のロシアンティーを飲み干しながら沖田老人は微笑んだ。あれほど激しく降っていた雨はいつの間にか止んで、雲の切れ間から日差しが差し始めている。その光は柔らかなオレンヂ色で、雨に濡れた横...全文を読む

葵と杏葉改革編 第二十九話 さらば、愛しき人・其の貳

葵と杏葉・改革編

2011.04.13 (Wed)

  『盛姫君様 疱瘡により御逝去』――――――慌てふためいたような、乱雑な女文字でしたためられた手紙が斉正の手からはらり、と落ちた。「・・・・・・う、そだ」 立ち尽くす斉正の唇から、今まで誰も聞いたことがないような低い声が漏れる。「国子殿が身罷ったなんて・・・・・・嘘に決まっている!」 声を荒らげ、斉正は落ちた手紙を乱暴に踏みつけた。踏みにじられた手紙はくしゃり、と乾いた音を立て少しだけ破れる。「殿、お気...全文を読む

拍手お返事&震災後一ヶ月間の弁当作り

拍手お返事&おまけ

2011.04.11 (Mon)

 震災から一ヶ月、東北三県や茨城、千葉では未だ震災の爪痕が深く残っていますが、震源から遠く離れ、被害地域の一番端っこだった神奈川県でもびみょ~に震災の被害&経済被害があったりします。箱根に閑古鳥が鳴いていたり気が付いたらマンションの一部が破損していたり・・・・・被害地域の端っことはいえ高層マンションに住んでいたとある方のコレクション(ウェッジウッドなどのブランド皿)が全滅したとかって話もあるくらいで...全文を読む

烏のがらくた箱~その五十六・大雑把すぎる基準

烏のがらくた箱

2011.04.10 (Sun)

 児童生徒の年間被曝許容量が20ミリ・シーベルトにまで引き上げられちゃいましたね。この値ってたぶんIAEAあたりの国際基準に合わせたものなんでしょうけど、今までそれより遙かに厳しい基準の中で暮らしていた私達にとっては驚きでしかありません。というより基準があまりにも大雑把すぎるきがするんですけど・・・・。そもそも子供の体格の違いに対して一律20ミリ・シーベルトっていうのが大雑把すぎでしょう。児童って一言で言...全文を読む

運び屋アレク 一難去ってまた一難・1

運び屋アレク Page2

2011.04.09 (Sat)

 大型軍艦としてはあまりにも軽やかすぎる動きで戦闘機型ミサイルや仕掛けられたトラップを避けながら『ケイロン』はプロキシマ・ケンタウリ星系内を太陽系に向かって突き進む。あと0.5光年の距離で星系を脱出出来るだけにアレクも必死である。「だいぶ戦闘機型ミサイルの数は減ってきたな。さすがに底を付いてきたか・・・・うわっ!」不意に進行方向左手に大きな影が現れ、衝撃波が『ケイロン』を襲ったのである。人工重力の制御...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第二章 第二十八話 京都守護職・其の肆

夏虫・第二章

2011.04.08 (Fri)

 それは四月二十二日、日がすっかり沈み、店先を彩る提灯がほんのりと夜道を照らし出す暮六つ半の事である。初夏の風が鴨川を渡ってゆく中、沖田は部下を連れて祇園の巡察を終え屯所へ帰るところであった。「あ~あ、このまま祇園か木屋町で遊んでいけたらなぁ。」 沖田のすぐ後ろにくっついて歩いている佐々木蔵之助のぼやきに、皆が思わず笑い出す。「確かに巡察が終わった後の方が心置きなく遊べますけどね・・・・・こんな時間...全文を読む

我、帰還す~横浜慕情 昌憲と亜唯子の章・其の拾壹

横浜慕情~昌憲と亜唯子

2011.04.07 (Thu)

 滝沢が目を開けると、そこは薄暗い場所だった。じっとりと湿気を帯びた空気が纏わり付き、血と膿が混じった不快な臭いが鼻をつく。どこからともなく苦しげな呻き声が聞こえてきたので、滝沢は首だけを動かして周囲を見渡した。(兵士達だ・・・・・生きているのか?) 滝沢の視線の先には大勢の兵士が横になっており、その間を医師らしき人物が忙しそうに動き回っている。どうやらここは野戦病院らしい。旅順への助攻撃に失敗し、...全文を読む

葵と杏葉改革編 第二十八話 さらば、愛しき人・其の壹

葵と杏葉・改革編

2011.04.06 (Wed)

  江戸藩邸における男児出産の知らせに佐賀は沸き立っていた。それもそうだろう、八年前に責姫が生まれたきり、男児どころか子供にさえ恵まれなかった鍋島宗家である。一時期は『藩主殿には子種がないのでは?』という噂さえ影で囁かれていただけに上を下への大騒ぎである。悔しがっていたのはごく僅かな側室とその親族くらいだろう。 ただ、唯一の問題点は誰が産んだかということだけ――――――盛姫が産んだことだけは何があっても漏...全文を読む

拍手お返事&断捨離日記(とりあえずまとめ)

拍手お返事&おまけ

2011.04.04 (Mon)

 2月初旬から始めた断捨離、ようやくひと段落つきました。ただ、あくまでもひと段落であってこれからもずっと続くんですよねv自分が成長すれば使う道具、ふさわしい道具はどんどん変わっていきますし、それこそ住環境の新陳代謝の如く毎日自分にとって、そして家族にとって必要なもの、不必要なものは出てきますし・・・・・さすがにきりがないので、断捨離日記は一旦ここで打切り、別の形でこのブログで報告してゆきたいと思いま...全文を読む

烏のがらくた箱~その五十五・地震保険

烏のがらくた箱

2011.04.03 (Sun)

 転ばぬ先の杖・・・・と言いますが杖も折れるんですよね。今回の地震でつくづく思い知らされました。『絶対安全』と言われていた原発が津波によってほぼ壊滅状態になったり、私より遙かに地震や津波に慣れ、それなりに準備をされていた方々が着のみ着のまま命からがら逃げ出す事になったり・・・・。確かにジェット機の250倍もあった津波の破壊力に耐えた建屋は『津波によって原発全破戒、直後に燃料棒がさらけ出され近隣の人が被...全文を読む

拍手お返事&二年ぶりの蕎麦フルコース

拍手お返事&おまけ

2011.04.02 (Sat)

 昔の職場の仲間と共にやっている美術展覧会の打ち上げに行って参りましたv計画停電が行われている中、電車は動くのか、そもそもお店は開いているのか多々心配はあったのですが、辛うじて前々からの予定通り伊勢原にある某蕎麦屋で打ち上げにこぎつけたんですよ~。去年の打ち上げの日には義父母が新潟から来てしまって参加できなかったので、私にとっては二年ぶりの蕎麦フルコースになります。まずお通しですが蕎麦寿司、板わさ、...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第二章 第二十七話 京都守護職・其の参

夏虫・第二章

2011.04.01 (Fri)

 沖田が松平容保の京都守護職復職の話を聞いたのは、四日前に捕縛した五名に対して尋問を行っていた最中であった。この五名----------東本願寺僧侶・介石や同寺の侍・高須八郎、酒屋を営んでいる小堀らに他阿波出身の浪士二名は新選組の名を騙り、金策などを行っていた者達である。 どうやら長州系の不逞浪士が活動するための資金を集めていたらしいのだが、拷問すれすれの厳しい尋問にも五人はなかなか黒幕を吐こうとはしない。 ...全文を読む

前月     2011年04月       翌月

Menu

プロフィール

乾小路烏魅

Author:乾小路烏魅
幕末~明治を中心とした歴史小説ブログです。
ひと時の時間旅行、ご堪能くださいませv
角川twitter小説大賞優秀賞受賞

検索フォーム

カテゴリ