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【  2010年03月  】 

葵と杏葉藩主編 第八話 白粉と薬匙・其の貳

葵と杏葉・藩主編

2010.03.31 (Wed)

  直堯との不愉快な会談の後、斉正は茂義と共に弘道館へ顔を出した。「殿、お待ちいたしておりました。どうぞこちらへ」 実質上の塾頭である古賀穀堂が直々に斉正を出迎え、深々と挨拶をする。一見すると好々爺のような見目の穀堂だが、こと教育のこととなると極めて辛辣で、自らが記した『学政管見』によって先代・斉直から弘道館の教授を解任されたり、天保二年に出すことになる緊急提言書『済急封事』においても激しい持論を展開...全文を読む

拍手お返事&二次創作サイト閉館

拍手お返事&おまけ

2010.03.31 (Wed)

 私事で恐縮ですが、三年ほど運営しておりました二次創作サイトを本日をもって閉館することになりました。今思えばあっという間の三年間でしたが、書いている当時はただただ必死でしたからね~(笑)。一応高校の時に数本SF短編小説を書いておりましたが、それ以来十六年のブランクを経て飛び込んでしまった二次小説の世界、オリジナルとは違った意味で大変でした。特にキャラクターがねぇ・・・・・原作のイメージをあまり壊すわけ...全文を読む

明治美味草紙 其の肆・葡萄酒 (三代目沢村田之助&健吾)

明治美味草紙

2010.03.28 (Sun)

 (少し濃いめのBLです。苦手な方はご遠慮下さい。) ようやく満開なった鬱金桜の木の下、三代目沢村田之助は花茣蓙に膝までしかない脚を投げ出し葡萄酒をあおっていた。田之助を贔屓にしている旦那の一人から送られた葡萄牙産の赤葡萄酒は、鮮血のような色を燦めかせギヤマンの杯を満たしたと思った瞬間、すぐに田之助の形の良い唇に流し込まれてしまう。田之助の横に転がっている数本の瓶からすると、すでに一升近く赤葡萄酒を飲...全文を読む

拍手お返事&セ・リーグ開幕

拍手お返事&おまけ

2010.03.28 (Sun)

 本日夜23:00~拍手文を更新いたします。お題は『葡萄酒』なんですが、話の展開上別館(R-18)行きぎりぎりのラインのBLに・・・・・苦手な方は回避なさってくださいませ。先週の金曜日からプロ野球セ・リーグが開幕いたしました。よりによって夫婦ゲンカカード『阪神VS横浜』という開幕戦で・・・・・。普段は比較的仲の良い夫婦なのですが、野球に関してはお互い譲り合うことが出来ません(苦笑)。旦那は中学生の頃からの阪神ファ...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第一章 第八話 壬生浪士組・其の肆

夏虫・第一章

2010.03.26 (Fri)

 芹沢や近藤局長達が押し借りをした次の日、平野屋から百両を渡された壬生浪士組一行はしばしの大阪見物の後、意気揚々と京都・壬生村へと帰ってきた。それもそうだろう、押し借りがここまでうまくいくとは思ってもいなかったのである。最悪数日は大阪で粘る覚悟だっただけに一日で事が済んだのは有り難かった。「皆さん、お帰りなさい。お疲れ様でした。」 留守を預かっていた山南ら隊士達と八木家の皆が笑顔で七人を出迎える。そ...全文を読む

葵と杏葉藩主編 第七話 白粉と薬匙・其の壹

葵と杏葉・藩主編

2010.03.24 (Wed)

  藩主に側室を侍らす許可を願い出た、三支藩藩主および家老格数名の連名による嘆願書が出された頃――――――すなわち斉正が南蛮船に乗り込むことが出来た直後から、三支藩および一部の家老衆から『若殿の側室には是非我らが一族の娘を』という働きかけが表面化し始めた。 表向きは若い藩主の独り寝をおもんばかって、と言うことなのだが、明らかに裏の事情が垣間見える。享楽の限りを尽くした前藩主と違い、斉正は国の立て直し及び活...全文を読む

横浜慕情 桜の銀鱗・其の参

横浜慕情~虔三郎と結衣

2010.03.23 (Tue)

 強い潮の香を含んだ強い風に染井吉野の花弁が舞い落ちる。後に三渓園と呼ばれる原善三郎の小さな別荘において、虔三郎と十数人の若い者、そして善三郎側の配下の者達総勢三十人あまりが花見を楽しんでいた。 貿易産業の盛況でどんどん拡大してゆく横浜の将来を見込んで大量の土地を本牧に買い込んだ善三郎だが、この時点ではこの土地をどのように使おうかまだ考えていなかった。後に善三郎の孫娘の婿に当たる原三渓が海岸を埋め立...全文を読む

烏のがらくた箱~その十一・サヨリのような人

烏のがらくた箱

2010.03.21 (Sun)

 『サヨリのような人』というのをご存じでしょうか?私はとある『魚事典』のようなもので知ったのですが、落語の世界では『見た目がスマートでいい男なんだけど腹黒い』人を『サヨリのような奴』と言うらしいです。ただし女性の場合は『単に見た目の細さ、美しさだけ』を言う時もあれば男性同様『見た目は美人だけど腹黒い(ネットの例えで峰/不/二/子ってあった・・・・笑)』という時もあるそうで・・・・・これはサヨリのお腹を開...全文を読む

拍手お返事&マグロであれだけのことが出来るんなら・・・・・

拍手お返事&おまけ

2010.03.20 (Sat)

 ドーハでおこなわれているワシントン条約締約国会議で、大西洋・地中海産クロマグロの禁輸案、なんとか否決されましたねvかなりのロビー活動とかなされていたらしいですが、できることなら他の法案でもそのフットワークの良さを生かして欲しいと思ったのは私だけでしょうか(笑)。マグロ好きの必死さを感じちゃいました。私はそれほどでもないのですが、私の周囲の男性陣にマグロ好きが多いのでとりあえずほっとしております。た...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第一章 第七話 壬生浪士組・其の参

夏虫・第一章

2010.03.19 (Fri)

 殿内義雄の亡骸が四条大橋で発見されたその日の午後から壬生浪士組の動きは俄に慌ただしくなった。 新徳寺に殿内義雄の亡骸が運び込まれた時、すでに家里次郎の姿は無く、根岸等他の隊士もまた伊勢参りや熊野詣を理由に壬生村から離れていったのだ。端的に言ってしまえば会津藩への嘆願書に名を連ねたものだけが壬生に残ったのである。「いいんですか、土方さん?ただでさえ隊士が少ないのに。」 沖田は自分の刀を炭粉で磨きなが...全文を読む

葵と杏葉藩主編 第六話 南蛮船・其の参

葵と杏葉・藩主編

2010.03.17 (Wed)

  物心ついた頃から斉正が待ちに待っていた日がとうとうやってきた。本物の南蛮船が長崎に停泊している――――――それを見に行くことが叶うのである。 『ご身分を弁えて下され』と説得する国家老達を無視して馬に飛び乗り、四月には丸々四日かかった道のりを二日と半日という強行軍で長崎に向かったのだ。さすがに藩士達は疲労困憊だったが、その中で唯一元気だったのが斉正である。「あれか・・・・・・あれじゃな!あれが南蛮船か!...全文を読む

横浜慕情 桜の銀鱗・其の貳

横浜慕情~虔三郎と結衣

2010.03.16 (Tue)

 だいぶ暖かさを増した春夜の闇を冷たく不機嫌な虔三郎の声が引き裂き、同時に結衣の菊座を撫でていた指に力がこもる。その刹那、結衣の秘められた菊の花が押し広げられ、固い蕾が僅かにほころんだ。さらに力を込めれば虔三郎の細い指は結衣の菊花に吸い込まれてゆくだろう。「やあっ!」 結衣の全てを暴く虔三郎の強引な愛撫に結衣は珍しく抵抗を見せるが、虔三郎のもう一方の腕に強く抱きしめられている為、逃げることはおろか身...全文を読む

烏のがらくた箱~その十・結婚祝い

烏のがらくた箱

2010.03.14 (Sun)

 旦那の従姉が不惑を目前にしてお嫁に行くことになりました。この年齢での初婚そのものは決して珍しいものではないのですが、何せ旦那の家系というのは結婚に縁がない(笑)。旦那以外の従兄弟は誰も結婚しておらず、今回のお従姉さんの結婚も私たち以来十年ぶりなんです。電話口で報告してくれた義母の口調もどことなくほっとしておりました。何よりも義理の伯父、伯母双方が健康な内に結婚式を挙げることがねぇ(^0^)vしかし...全文を読む

拍手お返事&家電がなかなか買えない夫婦

拍手お返事&おまけ

2010.03.13 (Sat)

 夫婦というものは長年一緒に暮らしていると似てくるものだと言いますが、私たち夫婦共通の欠点というのが『買わなきゃいけない家電がなかなか買えない。』という点です。そう安いものじゃ無いという事もあるのですが、『今出ている物で一番使い易いものは?』とか『今は欲しい機能が付いていないけど、もう1シーズンか2シーズン待ったら希望の物が出てくるんじゃないか?』とか考えてしまって即断即決ができないのです(笑)。大体...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第一章 第六話 壬生浪士組・其の貳

夏虫・第一章

2010.03.12 (Fri)

 農家の多い壬生の三月はただでさえその準備で慌ただしい。そして今年は江戸からの珍客------------壬生浪士組と名乗る二十四人がいる分その忙しさに拍車がかかる。何せ奉行所からの命令だ、無下にすることもできない。 とは言っても新徳寺にいる七名は何をしているかよく判らなかったし、後の十七人のうち一人は病気らしく八木家の長屋門に籠もって寝込んでいる。壬生村の人々と顔を合わせるのは残りの十六人だが、一部の水戸派---...全文を読む

葵と杏葉藩主編 第五話 南蛮船・其の貳

葵と杏葉・藩主編

2010.03.10 (Wed)

  最低限の供を連れた斉正が長崎に到着したのは、佐賀を出立してから四日後であった。佐賀から長崎まで約三十里なので普通なら三日もあれば到着するのだが、一昨年の大風被害を検分しながらの道中だったので丸一日長崎に着くのが遅くなってしまったのである。「これが・・・・・・長崎!」 目の前に広がる広々とした海と、その海上に所狭しとひしめき合っている船達に斉正は息を呑む。浪速も船の数は多かったが、その種類は長崎に...全文を読む

拍手お返事&嗚呼、大銀杏・・・・・(T T)

拍手お返事&おまけ

2010.03.10 (Wed)

 昨日の朝、鎌倉の大銀杏様が倒れてしまわれました・・・・・(号泣)。鶴ヶ岡八幡宮の大銀杏といえば正直本殿より由緒正しいご神木ですし、『自分が死んでも大銀杏はず~っとあの場所に生え続けている。』とばかり思い込んでいた古くからの地元民としては未だ信じられません。確かにここ数年だいぶ元気が無くなっていましたけどねぇ・・・・・。新聞やTVでの取り上げ方、そして私がうだうだ言うのに呆れた旦那(他県出身)が『たか...全文を読む

拍手お返事&お財布の中身の片付け(3/10追記アリ)

拍手お返事&おまけ

2010.03.10 (Wed)

 ちびちびサイトのマイナーチェンジを進めておりますが、昨日をもちましてNEWVEL様から完全撤退をいたしました。これからはぺったんぺったんとバナーを貼り付けておりますブログ村様や最近お世話になり始めたアルファポリス様、今までお世話になっております各サーチサイト様をもう少し有効活用して『歴史サイト』を前面に出していこうと思っております。(まだ『葵と杏葉』が開国編に入っていないんでねぇ・・・・そこまでいくと幕...全文を読む

横浜慕情 桜の銀鱗・其の壹

横浜慕情~虔三郎と結衣

2010.03.09 (Tue)

 一年の内最初の三ヶ月というのは瞬く間に過ぎ去ってしまうものである。一月の初旬に虔三郎が藤堂を雇って瞬く間に二ヶ月半が過ぎ、すでにあちらこちらで彼岸桜が咲き始めている。最初こそどうなるかと思った藤堂の採用だったが、意外なほど問題を起こさずにここまで来ていた。だが藤堂側は少し勝手が違ったようだ。「自由民権運動の誘いを断ったのに、こんな形で関わるとは思いませんでした。」 と浅黒い顔を情けなく歪めながら藤...全文を読む

拍手お返事&ジャムのフタ

拍手お返事&おまけ

2010.03.08 (Mon)

 ここ数日苦しめられていた首の痛みからようやく解放されつつあります。どうも寒いとダメみたいですねぇ(笑)。年も年ですしもう少し自分の行動に神経を使わないといけないのかしら・・・・・昔お菓子のCMで『行動がいきなりで大雑把』と言われていたB型ですがまさにその通りの行動パターン。血液型占いは信じないんですけど(あれはタンパク質型ですから体質には関係あると思いますけど性格まではねぇ)大雑把な行動パターンだけ...全文を読む

烏のがらくた箱~その九・年度替わり

烏のがらくた箱

2010.03.07 (Sun)

 学校という組織から離れてだいぶ経つのにやっぱり三月の年度終わり、そして四月の年度初めというものは何となくそわそわ、わくわくするものです。以前就いていた職業が教育関係だったせいもあるのかもしれませんが、足を洗って、じゃない仕事を辞めてすでに五年以上経つのに何故でしょう(笑)。やっぱり気温と共に活動的になるからでしょうか。特に今年は花粉症対策をしっかりやっているだけに例年以上にうきうき感はあるかもしれ...全文を読む

拍手お返事&英語嫌いのわがまま亭主

拍手お返事&おまけ

2010.03.06 (Sat)

 首・・・・やってしまいました。しかも情けないことに寝違えではありません。病院で名前を呼ばれて振り向いたら『ぐぎっ!』というか『ぴきっ!』というか・・・・・とりあえず痛めたのは筋肉だけみたいなのでしばらく様子を見たいと思います(場所が場所だけに神経も気をつけなければならないってネットにはありましたが・・・・・底まで非道くないよね、と思いたい。う~ん、やっぱり不惑を目前にすると身体のあちこちにガタがく...全文を読む

夏虫~新選組異聞~ 第一章 第五話 壬生浪士組・其の壹

夏虫・第一章

2010.03.05 (Fri)

 清河八郎率いる浪士組の大半が京都から去っていったその日、京都に残ることになった水戸派、試衛館派の面々は八木家へとその居を移した。八木家は壬生住人士十家の内のひとつで、代々村の行司役を勤めている名家である。「初めて見た時から立派な長屋門だと思っちゃいたが、まさかここに居候することになろうたぁこれっぽっちも思わなかったよなぁ。」 原田が漆喰塗りの長屋門を撫でながらしみじみと呟いた。遠祖・八木安高が源頼...全文を読む

葵と杏葉藩主編 第四話 南蛮船・其の壹

葵と杏葉・藩主編

2010.03.03 (Wed)

  天保元年四月、斉正は無事佐賀城への入城を果たした。佐賀城名物の蓮の花はまだ咲いてはいなかったが、その青々とした葉は清々しさを感じさせるのに充分である。 斉正が佐賀城に入った翌日、早速お国入りに付随する儀式、そしてそれに引き続き盛大な宴が催されることとなっていた。新藩主初のお国入りとあってその歓迎はとことん盛大な、裏を返せば江戸育ちで初めて佐賀へやってきた新藩主がどのような人物か品定めするための催...全文を読む

拍手お返事&搬入終了

拍手お返事&おまけ

2010.03.03 (Wed)

 下のエントリーにUPした絵ともう一点、無事搬入し終わりました(^^)。作品そのものを仕上げたとはいえ、実際展示されるまでは『どこに展示されるんだろう』と不安が・・・・。いつもは大体展示する場所が人によって決まっているので問題ないんですが、今年はサークル結成20周年の記念とばかりに過去の作品を持っていらっしゃった方々も多いんですよ。なので私の小さな作品は少ないスペースでもOKな場所に追いやられてしまいまし...全文を読む

烏のがらくた箱~その八・サークル活動

烏のがらくた箱

2010.03.02 (Tue)

 実は私、オンライン活動の他に年に一度昔の職場の同僚と共に美術展を開いております。このサークル自体の活動が20年、私自身も就職した年から数えて14年ほど作品を出しているのですが・・・・・今、気がつきました。もうこんなになるんだ。どうりで歳も取るはず(爆)。最初は時間のかかる油絵をやっていたのですが、結婚してからは近所への臭いの問題と(油絵の具って独特の臭いがあるのです。旦那は有機溶剤使いだから平気なんで...全文を読む

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乾小路烏魅

Author:乾小路烏魅
幕末~明治を中心とした歴史小説ブログです。
ひと時の時間旅行、ご堪能くださいませv
角川twitter小説大賞優秀賞受賞

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