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【  2009年08月  】 

葵と杏葉世嗣編 第十一話 御通抜け・其の貳

葵と杏葉・世嗣編

2009.08.26 (Wed)

  文政九年一月十日、幕府から佐賀藩に対し、『二月十日に将軍家斉の御通抜け』が行われる旨が正式に通達された。これから一ヶ月間、将軍及びその従者を迎え入れる準備に忙しくなる。 しかも佐賀藩にとって藩邸に将軍を迎え入れる『御通抜け』自体初めてに等しい。それこそ幕府開闢の頃はあったのかもしれないが、少なくとも生きている者は誰一人経験をしていないのだ。盛姫と斉正の婚姻は盛姫本人や御台所に代表される大奥の意向も...全文を読む

葵と杏葉世嗣編 第十話 御通抜け・其の壹

葵と杏葉・世嗣編

2009.08.19 (Wed)

  年が明けて文政九年、新年早々待ち受けていたのは江戸城への御礼登城である。普段の登城とは訳が違い、江戸にいる全ての大名・旗本、さらには大名の嫡子に御用達町人に至るまで江戸城に押し寄せるのだ。 元旦の徳川一門および譜代大名の登城こそ佐賀藩には関係ないが、二日の外様大名の御礼登城には藩主斉直が、三日の大名嫡子の御礼登城には斉正が出席せねばならず、何かと慌ただしい。「国子殿、おかしな所は無いですか。」 ...全文を読む

幕末歳時記 其の拾壹・花火(岡田以蔵&少女)

幕末歳時記

2009.08.18 (Tue)

 元・土佐藩郷土、岡田以蔵は勝海舟の護衛として四条河原の納涼床に来ていた。残暑の夜空を花火が彩り人々が喝采を上げる中ただ一人、以蔵は仏頂面を決め込んでいる。 幕府の重鎮の従者らしく、残暑厳しい最中にも拘わらず一分の隙もなく着物を着こなしている姿は一端の武士そのものだがその気配は生まれついての幕臣とは異質のものである。 火熨斗のかかった袴を着け、月代や髭を剃り上げてもこの年の一月まで京都を震撼させていた...全文を読む

葵と杏葉世嗣編 第九話 婚礼・其の参

葵と杏葉・世嗣編

2009.08.05 (Wed)

  凍てつく冬の日の朝、霜をしゃりしゃりと踏みつけながら犬張子を乗せた駕籠が黒門をくぐり抜け、江戸城・桜田門へと向ってゆく。 色々と問題はあったものの、昨晩の茂義と風吹によるぎりぎりの工作により、かろうじて犬張子の中身を繕う事に成功した。そして今まさに、盛姫の側近が犬張子を江戸城へ献上する為に黒門を出発したのである。「・・・・・・まさかこんな事になろうとは」 江戸城へ向う使者の後ろ姿を眺めつつ、茂義...全文を読む

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乾小路烏魅

Author:乾小路烏魅
幕末~明治を中心とした歴史小説ブログです。
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角川twitter小説大賞優秀賞受賞

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