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【  2009年05月  】 

幕末歳時記 其の陸・黴雨(桂小五郎&幾松)

幕末歳時記

2009.05.22 (Fri)

 梅雨の終りを告げる激しい雨が、幾松の蛇の目に激しく打ち付ける。本来、この刻限ならば鴨川に朝日が映え目にも眩しい程なのだが空にどんよりとした雲が垂れ込めている状態ではそれも敵わない。「小暑も過ぎたゆうのにちぃっとも暑くならへん。お天道様もなかなか顔を出してくれへんし・・・・・まるで、小五郎はんとうちの将来(さき)みたいやな。」 軽くため息を吐き、袂の握飯に手を当てると幾松は桂小五郎の待つ二条大橋へと...全文を読む

閻魔堂華宵 第二話・黒船土産大コロリ

閻魔堂華宵~幕末百話異聞~

2009.05.22 (Fri)

 深い森の奥にある小さな小さな閻魔堂。そこは名も無き人々の行き着く場所、死者の楽園の王であり地獄の十王の支配する場所である。 本来、生きとし生けるものならば------------それが天人であろうと動物であろうと鬼であろうと、黄泉への旅路の途中で転生が決まる。だが、その中でもこと人間というのは厄介なもので、いろいろな思惑を抱え込み、すんなりと次の世へ転生することができないのだ。 もし、鬱屈した想いをそのまま抱...全文を読む

葵と杏葉世嗣編 第四話 貧乏くじ・其の肆

葵と杏葉・世嗣編

2009.05.15 (Fri)

  盛姫が乗馬の鍛錬を終え、御台所へご機嫌伺いにやってきたのは昼八つ過ぎであった。「御台の母上様、ご機嫌よろしゅう」 先程の紺薩摩の着物とは打って変わり、黒地に雪笹文様の豪奢な掻取を身に纏った盛姫は、まだ幼いながら将軍の姫の威厳を漂わせている。少年のようなこの姫も、出る場所に出れば年相応、身分相応の嗜みを持ち合わせているのだ。御台所に対しては将軍の子女であろうとも礼を尽くさなくてはならない。盛姫は養...全文を読む

葵と杏葉世嗣編 第三話 貧乏くじ・其の参

葵と杏葉・世嗣編

2009.05.08 (Fri)

  女子というものは得てして自分の身につけるものは慎重に選ぶ。江戸大奥の人間なのだからその気になれば商人が持ってきたものを全て買い占めることも可能なのに、あえて時間をかけて一つ一つ品物を見てゆくのだ。御台所の女中達を相手にしている時は茂義もまだまだ余裕があったが、それが三組目となるとさすがに怒りを通り越し、憔悴の影が見え始めてきた。 (くそっ、石見の野郎!あとで覚えていやがれ!)  やっとお美代の方の...全文を読む

幕末歳時記 其の伍・皐月十六夜(坂本龍馬&おりょう)

幕末歳時記

2009.05.07 (Thu)

 しとしとと梅雨の走りの雨が若葉を濡らす。暮れなずむ景色をぼんやりと眺めつつおりょうは今宵の月も見る事が出来ないのを残念に思った。 京都の淀川を照らす月も嫌いではないが鹿児島の雄大な空に浮かぶ月がおりょうは好きだ。豪放磊落でありながら繊細さも兼ね備えている良人、坂本龍馬に鹿児島の月は似ているからだろうか。 その良人、龍馬は先ほどから一人部屋に閉じこもっている。急ぎの飛脚が来たのが四半刻前、その手紙を...全文を読む

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乾小路烏魅

Author:乾小路烏魅
幕末~明治を中心とした歴史小説ブログです。
ひと時の時間旅行、ご堪能くださいませv
角川twitter小説大賞優秀賞受賞

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